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「俺、瀬呂が一位」
「あー…うー？でも尾白もあるぜ」
「オイラは芦戸！あいつ運動神経すげえぞ」
「デクが最下位」
と、口々に言いだすクラスメイト
「怪我のハンデはあっても、飯田くんな気がするなぁ」
“個性”のハンデで考えれば飯田であるが、これは…
「音風ちゃんは？」
『うーーん…1番は瀬呂くんかな…』
顎に手を添え、少し天を仰ぎながら言う
「デクは最下位だろ」
ハッ！と笑う爆豪に『最後はね』と付け足す
「あ？」
『“デク”は、最初に1番になる』
「は？」
《START》
一斉に走り出したり、“個性”を使って進んでいく
「ホラ見ろ!! こんなごちゃついたとこは、上行くのが定石！」
「となると、滞空性能の高い瀬呂が有利か」
『最初だけは、抜かされるんじゃない？』
「だァから、どういうことだよ、工藤!!!
デクが1番だァ？アホ抜かせ!!! 最下位に決まってんだろ!!!『気を抜かなければね』あ!!?」
『彼は凄いよ…壁にぶち当たればぶち当たるほど…強くなる』
「ちょーーっと、今回俺にうってつけ過ぎ…る…？」
ダンッ！と音がする
自分の前をいく誰かに驚く
ﾀﾞﾝｯ
「うってつけ過ぎる！修行に！」
「おおお緑谷!? 何だその動きィ!!? ッソだろ!!」
(ああ、言われてみりゃ何だあの動き)
モニターで見ていた轟達も驚く
「すごい…！ピョンピョン…なんかまるで…」
(俺の動き方…!! 俺が馬鹿みてぇな時間過ごしてる間に、また…また…!!!)
「うっわぁ…めちゃくちゃモノにしたじゃん」
『苦労したわよ…夜な夜な2人であの動き特訓したんだから…』
「じゃあ、1週間の職場体験中って」
『ずっと、あの動き方の特訓。おかげで、体の使い方が前よりも上手くなった気がする』
にぎにぎと手を握る
「緑谷ーー!? 跳んでんのー!?」
「骨折克服かよ！」
(落ち着け!! いける、落ち着け、常に5%!! 常に緊張と冷静を、保て!!!(ｽﾞﾙ)
『あ』
「落ちた」
『落ちたね』
「見事に落っこちた」
「落ちた落ちたうるせぇわ!!!」
と、その後も訓練は続いた
そして、最後は
「では、次は工藤少女とその仲間達決めだ！」
『どんな名前ですか、それ』
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年2月9日 21時
