66話 変わった2人の動き方 ページ19
「かつての目的のために“個性”の自由使用が必要だった
資格を取った理由はそんだけ
これ以上は俺からより俊っ…オールマイトが話してくれるのを期待してな」
『あの人、あっけからんとしてるけど、なかなか話してくれないのよね』
と、顎に手を添える音風に「愚嬢もな」とグラントリノが言う
「じゃあ、以上!達者でな」
「あっ、はい!ありがとうございました!」
『グラントリノ、冷蔵庫に置き土産のたい焼き入れておきましたから』
音風がついでに言った
「……小僧!愚嬢!誰だキミ達は!?」
「『ここで!?』」
グラントリノが名前を再度聞く
「えっと、だから…緑谷出…」
『工藤…』
「違うだろ」
「『〜〜〜…?』」
少し悩み、2人は目を見開いて気づいた
(いつか、こいつらの名が)
「『……あ!』」
『「デク」です!!」
『「ヴァーティクル」です!!』
(“平和の象徴”と謳われるその日まで……)
ヒーロー名を聞いたグラントリノは、手を挙げて別れを告げた
ーーーーー
ーーー
ー
ー翌日ー
1-Aは職場体験を終え今日から通常授業となる
そんな中
「「アッハッハッハッ、マジか!! マジか爆豪!!」」
『おはよー…』
涙を溜めながら大笑いをする切島と瀬呂
音風はドアを開けるとその笑い声を聞く
『ん?……いっ!!?』
「笑うな!クセついちまって、洗っても直んねぇんだ
おい笑うな、ぶっ殺すぞ」
「「やってみろよ、8:2坊や!! アッハハハハハハハ」」
大笑いをする2人を見て、音風は『朝から賑やかだな』と呟きながら中に入る
爆豪が瀬呂と切島をしばきまわしていると、爆破の影響かわからないが、髪が元に戻った
(いや、どう言う原理なの?)
席に着き、カバンを机に置いて音風は切実に思った
「へぇー、敵退治までやったんだ!羨ましいなぁ!」
「避難誘導とか、後方支援で実際、交戦はしなかったけどね」
「それでもすごいよー!」
「私もトレーニングとパトロールばかりだったわ。一度、隣国からの密航者を捕らえたくらい」
「それ凄くない!!?」
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2019年2月9日 21時