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『はい。ホームズは本当に凄いんです！私も彼のような探偵になりたいと思ってます』
「あ、そっか。音風ちゃんは探偵だったね」
『はい』
「あ？探偵？」
今初耳だとでも言うような爆豪に光己は「アンタ、知らないの？」と言う
「音風ちゃんは、日本警察の救世主と呼ばれるほどの探偵なのよ？アンタ、ホントにニュース見てるわけ？」
「見とるわ」
お冷やをゴクゴクと飲む爆豪は「それで」とコップをテーブルにゴンッと置いた
「てめぇ、探偵になってどうするんだよ。そんなに探偵がいいんなら、推理小説家にでもなりゃいいじゃねぇか」
『私は探偵を書きたいんじゃないの…なりたいんだ!!
平成のシャーロック・ホームズにね！』
手を組み顎を乗せると、柔らかく微笑んだ
『難事件であればあるほど、ワクワクするのよ！
策を弄した犯人を追い詰める時のあのスキル!! あの快感!! 一度やったらやめられないわ…！探偵わね！』
パチンッとウインクをする音風に「お前、いつか危ない目にあうぞ」と爆豪が呆れたように言う
『かもね』
と、その時
ｳﾜｧｧｱｱｱ!!!!
「「!!?」」
表通りから男性の悲鳴が聞こえた
「そ、外の方よ…」
『……光己さんと爆豪君はその場で待っていてください!!』
「あ、音風ちゃん!?」
席を立ち、音風は店を出るとそこには
『なっ…!?』
そこには、女性に寝技をかけられている男性がいた
「確保ォ!!!」
「えぇっ!!?」
『お、おいおい…』
ーーーーー
ーーー
ー
『へぇー…連続婦女殴打事件の囮り捜査を…』
カフェに戻り、事情を説明してもらう音風
音風の隣には、爆豪が座っており真向かいには静岡県警の水岡警部、武藤刑事、そして女性刑事の相田刑事が座っている
「だから相田くんき にあんな格好をしてもらったんだよ…」
『しかし、静岡のニュースを見ましたが公表していた犯人は身長は150前後で、先ほどの彼を見れば犯人じゃないとすぐにわかるでしょう…？』
「あ、いえ。相田さんに迫る彼の態度がその…」
「尋常じゃないというか…」
「少々、身の危険を…」
『それ、相手に失礼ですよ』
お恥ずかしい、と言う3人
以前、静岡に来た時に事件を解決し捜査協力を求められるようになったのだ
「しかし弱ったな…」
「はい。襲われた3人の女性も、事件当時派手な格好をしていたというぐらいしか、共通点がありませんし…」
「犯行現場もバラバラだし…」
『…すみませんが、その3人の女性の写真、見せてもらえますか？』
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年1月4日 22時
