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22-2 ページ14

『そして、ワープゲートの弱点をも見えた!』

「本当か!?」

『うん!爆豪くんと切島くんが攻撃した後に「危ない」と言っていたわ
それって、モヤ状のワープゲートになれる箇所は限られてる(・・・・・)ってこと
そのモヤモヤで実体部分を覆ってるってこと…
全身モヤの物理攻撃無効なら、「危ない」っていう発想はでないもの!』

《ほう…その短時間でそこまで推理できたのか…さすがだな、音風》

スピーカーで話している音風に轟は、「お前…何者なんだよ」と問いかける

『その質問は、後で答えるよ。父さん、でも敵は1つ誤算がある』

《それは何かな?》

『私みたいな血液を使う“個性”なら、火災ゾーンに放り込むと思わない?
脱水症状を出せるんだし、暴走さえしなければ勝てる場所よ?
それなのに、土砂ゾーンに移動させた…
それは私達生徒の“個性”は、わかってないってこと
だから、私達の“個性”がわからないからこそ、バラバラにし、数で攻め落とすという作戦を使った

数も経験も劣る、けど勝利の鍵は1つだけ!
私達生徒の“個性”が相手にとって未知であること!

だから父さん!!!』

《!》

音風は『お願い』と頼み込む

『これは私の推理であって、あくまで合ってるかわからない。でも今は正解を言うなんて時間はない!
お願い、父さん。すぐに警察と雄英の先生に連絡をして!

暴走しない程度に…止めてみるから』

《すぐに連絡しよう》

スマホから優作の声が聞こえた後、電話が切れた音がした
音風はスマホをしまい、手のひらを噛んだ

ブツッと血が流れジャラッと鎖を創り出す

『私は先に広場へ向かう!轟くんは敵に負けずに安全に広場へ!』

「あ、おい!」

『広場で会おう!』

ジャラッと鎖を使い、敵を放り投げた音風は急いで走った
「ヴァンパイア」の“個性”は、身体能力の高さが売りでもある

少し飛べば、飛躍的な距離を移動できる

『あそこか…!』

USJ上空を飛んだ音風は、ジャラッと鎖を使い広場の近くの木に着地した

(ここなら、なんとか声も聞こえる…隙を見て、相澤さんのサポート、を…)

音風は阿笠博士に作ってもらった犯人追跡メガネをかけると、ピポッとズーム機能を使った

レンズに映る嫌な光景

相澤の体の上に乗る大きな敵
ボロボロになり、血だらけになる相澤を見た音風は、ジャラッ…と鎖を強く握った

『許さない…許さない…!』

23話 脳無とヒーロー→←22話 推理と願い



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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2019年1月4日 22時

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