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「何かって…何?」

「それをこれから調べるんだよ」

優作は自分のスマホを取り出すと、雄英へ連絡を入れた

「あ、すみません。1年A組の工藤音風の父なんですが、娘が電話をしてきたっきり返事がないんです
今この時間って何をしているんでしょうか?」

電話に出たのはミッドナイトだった

《え、今ですか?今なら、ヒーロー基礎学でUSJで人命救助をしていると思いますが…》

「すみませんが、この時間の担当の先生に連絡をつけていただけないでしょうか?
それか、担任のイレイザーヘッドに」

《ちょっと待ってくださいね》

ミッドナイトが《ねぇ、マイク》と声が聞こえる

《イレイザー、今USJよね?》

《あ?そうだけど、なんかあったのか?》

《工藤音風さんのお父さんが、電話してきたのよ。
音風さんが電話をしてきたんだけど、返事がないって。
もしかして、何かあったのかしら》

《念のために、イレイザーに連絡を入れてみるか》

マイクがスマホを取り出し相澤に連絡を入れたのだろう《イレイザー!》と元気よく声をかける

《お前、今《おかけになった電話番号は、ただいま電波の届かない…》おかしいな…》

「すみません、今日の担当の先生はイレイザーヘッドと…」

《あ、今の担当でしたらイレイザーヘッドと13号、オールマイトですが》

(八木さんか…)

優作は「わかりました」と言い電話を切った

「優ちゃん」

「どうやら音風の担当の先生も、連絡がつかいようだ」

「ウソォー」

「なあ、父さん!!」

「ん?」

「姉ちゃん、今この時間って何してるんだ?」

「確か、人命救助をしていると言っていたな…訓練だよ」

「…もし、そうじゃなくて変なことが起きてたら…」

新一が下を見ながら小さく呟くと「新一?」と優作が声をかける

「さっき、聞こえたんだ。

「バレても問題ないから、語ったんでしょうが!!」

って…結構焦ってたから、何かあったんじゃないかな」

「……」

「優作…」

心配する有希子に、「もう一台の方にかけてみよう」と優作がスマホの連絡帳をスクロールした

「緊急用に持っておかせたの?」

「いや、それは持たせてないよ。新しく買ってやったスマホだよ」

優作がスマホに耳を当てるが、電波の届かないところあるか、というアナウンスが流れた

22話 推理と願い→←21-3



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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2019年1月4日 22時

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