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完成まで私は手出してはいけないという命令が下され、毎日みんなのご飯を用意しては進み具合を把握する日が続いた
1週間がたった頃…
「ティラ、ティラ」
『んぅ…？』
ユサユサと揺さぶられて『なァに、ルーン…？』と目を擦りながら起き上がると、「外に誰かいる」と口元に指を立てて静かにというポーズをするルーン
その手にはクナイが握られており、「ティラはここにいろ」と、布団を頭の上にかぶせてきた
ｶﾞﾁｬ……
「うおっ!?」
「…サボ!?」
「ビビった〜…。いきなり、そんなの振り回すなよ…」
「すまん…。てっきり、敵が攻めてきたと…」
「まァ、おれも紛らわしいことしちまったからな…」
「それより、こんな夜更けに何しにきた？
というかお前…土だらけだな」
ルーンは「これを使え」と、白いタオルをサボに差し出して、サボも「サンキュー」と受け取って顔についた土を拭っている
「ついに完成したんだ」
「完成…秘密基地がか」
「あぁ！だから2人を呼びにきた!!
これから5人でそこに住む!!」
「……安全面は大丈夫なのか？」
「あぁ！」
にかりと笑ったサボは「ティラ、行くぞ！」と手を差し出してきた
自信のあるその顔に、『うん』と手を差し伸ばし、がしりと掴んだ
「エース〜〜〜〜！」
「サボ！」
「2人、連れてきたぜ！」
はぁはぁ、と息を吐きながら秘密基地が完成したという場所で止まり、木の上に作られた立派な秘密基地を見上げた
『すごーーーい！』
「不格好だな」
「うるせェよ」
「まあまあ」
ルフィは動き疲れてすでに眠っているらしく、中で布団にくるまって大の字で眠っていた
「な、いいだろ？」
『広くていいね！』
「…ここで5人寝泊りか、悪くない」
ルフィを真ん中にして寝転がり、布団に入った
『ふふふっ』
「ん？」
「なんかあったか？」
『ふふふっ…！私、島ではこういうのしたことなかったから、とっても楽しい!!』
「そっか！」
「じゃ、これからたくさんしてこうぜ」
その夜は、忘れられない素敵な夜になった
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さっちゃん(プロフ) - サボ推しで小説拝見しました。休む時間必要だと思いますのでゆっくりでいいですよ。 (2022年12月22日 9時) (
レス) id: 6ccc21148d (このIDを非表示/違反報告)
Rain - この作品好きです！最近またONE PIECEにまたハマりましてサボが大好きなんです！！無理のない程度で更新頑張ってください！ (2020年7月23日 12時) (レス) id: 3d2006b17f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年4月28日 18時
