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中心部の方に向かってみると、女の子が走ってきていた
SPみたいなのが女の子の腕を掴んでいる
「は、放して！」
「いけません！今すぐに戻りますよ！」
「いやっ！」
嫌がっている女の子を無理矢理に連れて行こうとする男の人の腕を掴み『やめてあげてください』と言う
『嫌がってます』
「キミには関係ない」
「助けて！この人、私を連れ戻そうとするの！」
『放してください』
女の子を一瞥したあと、男の人を睨むと「いいから、放すんだ」と男の人が言い、私に拳を向けてきた
それを軽く避けて男の人の腹に拳を入れてそのまま顎を蹴った
女の子の手首を掴む手が離れたのを確認してから、女の子の手を取って『こっち！』とその場を走って離れた
「……え、あ、ティラちゃん!!?」
街中から外れた森の中までくると、「はっ、はっ！ちょっと、休ませて！」という声が聞こえてその場にゆっくりと立ち止まった
「た、助けてくれてっ…ありがとうっ！」
『あの、大丈夫ですか？』
「うんっ！あなたがいなかったら、また窮屈なお城に戻るところだったわ」
『……………………ん？』
「ふふふっ。私、ソフィア。あなたは？」
『ティラ、です…えっと、お城って？』
「あそこに見えるでしょ？スカイ城、あれが私の生まれた城よ」
『ってことは…もしかして…』
「正真正銘のお姫様」
『さっき追っかけてきてた人って』
「私の護衛よ」
(や、やっ…やっちゃったーーーーーっ!!)
サーーーッと青ざめる私にこの国のお姫様、ソフィアさんは「大丈夫？」と他人事のように言う。そりゃあ他人様だもんね…
『あのー…ひとつ聞きたいんですけど』
「？」
『どうしてお城を出たんですか？』
「簡単よ。退屈だから」
『退屈だからでどうこうできるようなことでは…』
ふんっ！と顔を背けるソフィアさんは、「私、なりたくてお姫様になったんじゃないわ」と言う
『でも、お姫様って憧れですよ？』
「そうなの？」
『一度はお姫様になってみたいな〜って思う女の子は多いですからね』
「…………なら、こうしない？」
『え？』
ずいっと顔を近づけられた
「1日だけあなたと私が入れ替わるの！」
『はい!?』
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さっちゃん(プロフ) - サボ推しで小説拝見しました。休む時間必要だと思いますのでゆっくりでいいですよ。 (2022年12月22日 9時) (
レス) id: 6ccc21148d (このIDを非表示/違反報告)
Rain - この作品好きです！最近またONE PIECEにまたハマりましてサボが大好きなんです！！無理のない程度で更新頑張ってください！ (2020年7月23日 12時) (レス) id: 3d2006b17f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年4月28日 18時
