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海軍の待つ銃に手を伸ばし、バキッと握り潰す
「なっ!?」
『いいから早く…出て行け!!!』
足で海軍の顎を蹴り上げ、その反動で回し蹴りを見舞い海軍を遠くまで吹っ飛ばした
「す…………すげェ」
「ティラお姉ちゃん、すごい!!」
ぴょこぴょこと飛び跳ねているシャリーに『そう？』とにっこり微笑めば、「うん！」とにっこり笑ってくれた
『さァて、どうして海軍がいるのか教えてくれるかな？』
2人は少しずつ教えてくれた
カリット島はのどかでそれはそれは平和な島だった
でもある時、海軍がやってきた
海賊から守る代わりに、領地の半分をよこせと
そこに海軍基地を作り、守ってやると
王様はその独裁制に渋々頷いた
島には平和な日々が訪れ、毎日が幸せになっていた
でも、ある時…海軍からの無理難題の条件が出された
「海軍基地に、男を連れて行ったんだ
大人のみんなは何をされてるのかわからないし、おれたちは子供だから連れて行かれなかったけど……」
「パパもおじいちゃんも、みーんな連れて行かれて…帰ってこないの」
『どれぐらい帰ってこないの？』
「半年ぐらい」
だが、それだけじゃなかった
海軍は時折、街に来ては島民たちから食料を奪いとり、独裁制を厳しく敷き詰め、逆らえないように武器を取り上げたのだ
「……………………」
「お兄ちゃん……」
「おれ、すっごく悔しい」
『…………』
ユーリーは拳を強く握りしめると、ポタポタと涙を流した
「パパもおじいちゃんも、連れて行かれたのに……っ！
おれ、何もできなかった………っ！」
悔しい気持ちは、みんな同じだ
大事な人たちが海軍基地に連れて行かれてしまった
「ティラ、頼む!!! パパとおじいちゃんを助けてくれ!!!」
『えっ…』
「おれは弱いよ!! だから助けにいけない!!! おれがいったって、どうせ死ぬだけだ!!!
でも、ティラならこんなの終わらせてくれる!!!」
必死に訴えてくるこの子は、「もう、パパとおじいちゃんに会いたい」とポツリとそうこぼした
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さっちゃん(プロフ) - サボ推しで小説拝見しました。休む時間必要だと思いますのでゆっくりでいいですよ。 (2022年12月22日 9時) (
レス) id: 6ccc21148d (このIDを非表示/違反報告)
Rain - この作品好きです！最近またONE PIECEにまたハマりましてサボが大好きなんです！！無理のない程度で更新頑張ってください！ (2020年7月23日 12時) (レス) id: 3d2006b17f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年4月28日 18時
