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28-2 ページ24

「だからいいか、ルフィ、ティラ
おれ達は絶対に“くい”のないように生きるんだ!!!」

「…うん!!!」









広大な海の広がる小高い丘の上で、私たちは約束する





絶対に死なないこと






絶対自由になること





絶対に、後悔しないこと









「いつか必ず海へ出て!! 思いのままに生きよう!! 誰よりも自由に!!!
それはきっといろんな奴らを敵に回すことだ
ジジイも敵になる!! 命懸けだ!!


出航は17歳!! おれ達は、海賊になるんだ!!!」









そう、誓い合った









月日は流れ、目まぐるしく変わる日々とは反対に、ゴミ山は元のゴミ山に戻り、平穏な日々が始まる








ルフィは、毎日エースと一緒に戦いに明け暮れ、獲物を獲るために頑張っている









そんな嵐の日









ドンドンドン、とダダンさんの家のドアを叩く大きな音が響いた









『誰?』

「ティラ!! ルフィが怪我した!!!」

『えっ…』









ドアを開ければ、血みどろになって雨に打たれているルフィと、そんなルフィを背負っているエースがいた





ヒュッと喉が鳴って、全身の血の気が引いたのと同時に、2人を家の中に迎え入れ急いで手当を施した









「まーまー冗談じゃすまねェとこだ…
今までは4人で戦ってた猛獣だろ…?」









ガタガタと震えるエースに、大きなバスタオルをかけて『しっかりして!!』と、頬をバチンと叩いた









『そんなんじゃ、サボに笑われるぞ!!』

「!」

『…大丈夫、ルフィは強いもん』









ぐっと、唇を噛み締めたエースは「ごめん、ごめんな、ティラ」と何度も謝ってくる









「エース、これ飲め」

「…おう」









ホットミルクを与えられたエースは、それを飲んでなんとか落ち着いたのか、そのまま眠りこけてしまった









「疲れてたし、精神的にもキツかっただろうからな…睡眠薬を混ぜた」

『ありがとう、ルーン』

「…………おれは、お前達がなによりも大事だから…だから、怪我とかはしてほしく、ない」









空になったコップを持ってキッチンの方へ歩いていくルーンを見送り、ズルリと落ちたバスタオルをかけなおした

28-3→←28話 自由



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さっちゃん(プロフ) - サボ推しで小説拝見しました。休む時間必要だと思いますのでゆっくりでいいですよ。 (2022年12月22日 9時) (レス) id: 6ccc21148d (このIDを非表示/違反報告)
Rain - この作品好きです!最近またONE PIECEにまたハマりましてサボが大好きなんです!!無理のない程度で更新頑張ってください! (2020年7月23日 12時) (レス) id: 3d2006b17f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2020年4月28日 18時

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