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ここで一緒に盃を交わした
大好きな人
1番、大好きな人
マキノさん、私…サボが好きなんだ
大好きでたまらない
私の好きな人
いなくなって気づくなんて、最低だ
「ティラ」
『エース…』
「…サボから、お前に」
手渡されたのは、開封されていない手紙に「ティラへ」と綺麗な文字で描かれたサボの字
おずおずと受け取ると、エースがしっかりとその手紙を渡してきた
「お前が1番辛いのも、お前が1番泣きたいのも、わかってる
だから、…目一杯ぶつけろ」
そう言って歩いていくエースを見送り、切り株の上に座って手紙を開けた
ティラ、火事で怪我してないか？
心配だけど、無事だと信じてる
お前達には悪いけど、3人が手紙を読む頃は、おれはもう
海の上にいる
色々あって一足出航することにした
行き先は…この国じゃ無いどこかだ
そこでおれは強くなって海賊になる
誰よりも自由な海賊になって、また兄妹弟4人どこかで会おう
広くて自由な海のどこかで、いつか必ず
それから、あの時、伸ばしてくれた手を掴めなくてごめん
あの時、つかめたら何か変わってたのかもしれない
けど、おれはまだお前の手をつかめない
これは、おれの口からちゃんと言いたいから今は言わない
けど、待っててくれ
いつか必ず、ちゃんと称える
ティラ、エースとルフィのことを頼む
エースは見栄っ張りだし、ルフィのやつはまだまだ弱くて泣き虫だけど
おれたちの弟だ
よろしく頼む
コロリと落ちてきたのは、銀色の指輪
いつか見せてくれた指輪
海賊貯金にせずに持っていたんだ、という考えが湧き上がってきた
『綺麗なピンク…』
ピンクの宝石が嵌め込まれた指輪を、自分の指に通すとブカブカでぴったりとはまらなかった
『待ってるからね、サボ…』
指輪をギュッと握りしめ、青空を見上げる
『エースとルフィのこと、任せてね
…私も、“海賊”になるから』
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さっちゃん(プロフ) - サボ推しで小説拝見しました。休む時間必要だと思いますのでゆっくりでいいですよ。 (2022年12月22日 9時) (
レス) id: 6ccc21148d (このIDを非表示/違反報告)
Rain - この作品好きです！最近またONE PIECEにまたハマりましてサボが大好きなんです！！無理のない程度で更新頑張ってください！ (2020年7月23日 12時) (レス) id: 3d2006b17f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年4月28日 18時
