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『サボ…』
「ティラ…!? まさか、ルーン！」
窓まで駆け寄ってきたサボは、「バカ！」と怒鳴ってきた
「こんな時間にそんなとこ上って…危ないだろ!!」
「サボ」
「なんだよ！」
「来い」
「！」
ルーンのまっすぐな瞳にサボは、「………っ」と言葉を詰まらせた
「お前は、自由になりたいって言った……お前は、こんなところで終わっていいのか？」
「ッ！」
目を逸らしたサボは、「そんなの…」と拳を強く握りしめた
「………………………………」
『サボ…』
「！」
『一緒に、自由になろう』
「……………ッッッッ」
手を差し伸ばせば、サボは唇を噛み締め「おれは」と声を出した時
「そこの君、何をしている!!!」
「！」
「！」
「ティラ、逃げるぞ」
『えっ、あ…！』
ルーンに背負われ、『待って！』とサボに手を伸ばす
『サボ!!!』
「！」
『行こう!!! 私たちなら大丈夫!! 振り切れるから!!!』
目一杯に伸ばした手を
「ルーン!!」
「！」
「…逃げろ!!!」
ドンッと押された
スルリと抜けた手
『いや、サボ!!』
バタンッと閉められた窓
『サボ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ！』
森の中まで逃げ帰れば、「ティラ…」と、ルーンが肩に手を置いて来る
『サボ…サボ……！』
ポタポタと涙が流れ落ちる
無理やりにでも手を取って逃げれば、逃げれば
「…………………」
『ゔぁっ…っ』
「…ティラ」
どんなに泣いてもとめどなく溢れる涙
ルーンは泣き止むまでずっといてくれた
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さっちゃん(プロフ) - サボ推しで小説拝見しました。休む時間必要だと思いますのでゆっくりでいいですよ。 (2022年12月22日 9時) (
レス) id: 6ccc21148d (このIDを非表示/違反報告)
Rain - この作品好きです！最近またONE PIECEにまたハマりましてサボが大好きなんです！！無理のない程度で更新頑張ってください！ (2020年7月23日 12時) (レス) id: 3d2006b17f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年4月28日 18時
