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「さーーて、これで身軽に…」
『殺す』
爆豪のようにニィッと笑い、目をかっぴらいて男へと走って手を向けてやる
『ひとのものは、大切に扱うものだ』
ズァッと男の脇腹に向かって手を向け、そのままペンダントへと走っていく
『ったく、人の私物を…』
拾い上げようとしたその時
「なにに触れたんだい!?」
『!?』
バッと両手首を掴まれ、そのまま後ろへと組まされた
「残念。おれは、
『このやろ…っ!!』
「あいつ…腹はスカスカだったのか!!」
「キモ〜…」
そのまま前のめりに倒れる
「やれ、ブチ!! 出番だ!!!」
「がってん、シャム!!」
『うぐっ！』
「青子！」
ゾロが助太刀をしようと刀を抜こうとした所で、もう1人の男が飛び上がってきた
「猫殺っ!!! キャット・ザ…」
「危ない!!!」
「フンジャッタ!!!」
「うわ!!!」
背筋でそれを避け、そのままペンダントをさらに放り投げてルフィの方へと飛ばした
こんなところにあったんじゃ、壊れちゃう
「地面にヒビが…!!!」
「ちくしょう、逃がしたか！」
『はぁ…デクと背筋力つける特訓しててよかった〜』
そのまま後ろへとさがり、ペタペタと服についた砂を払い落とした
「おい、しっかり抑えてろ、シャム!!」
「わりィ、わりィ。あんにゃろ、思ったよりバカ力でよ!!」
「危なかったぞ…あんなの1発でもくらったら、全身の骨が粉々になっちまうぞ…」
「青子…」
「今度は逃がさねェ」
「おおともよ」
立ち上がり、構えを作る
『どっからでもかかってこいや、クソネコ』
「いくぜ、ブチ!!」
「よしきた、シャム!!」
鋭い爪を持った手を向けて走ってくる
「「ネコ柳大行進!!!」」
幾重にも重なる攻撃を寸分で避けながら後ろへと下がると、ウソップが援護しようとしているのが見えた
『ウソップ、手ぇ出すな!!!』
「え…」
『死にてェなら、もっと誇らしく死にやがれ!!!』
「もしかして、こっちが助けられたんじゃないの…？」
「え!?」
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2022年3月12日 19時
