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「お前ら…一緒に戦ってくれるのか…!? なんで」
「だって敵は大勢いるんだろ？」
「怖ェって顔に書いてあるぜ」
「お!! おれが怖がってるだと!? バカ言え!! 大勢だろうとなんだろうと、おれは平気だ!!! なぜならおれは勇敢なる海の戦士、キャプテン・ウソップだからだ!!!」
そう言いながらも足をガクガクと震えさせているウソップに、私は何も言わずに見つめた
「見世物じゃねェぞ!!! 相手はキャプテン・クロの海賊団、怖ェもんは怖ェんだ!!! それがどうした!! おれは同情なら受ける気はねェ!!」
「笑ってやしねェだろ？立派だと思うから手を貸すんだ」
「同情なんかで命賭けるか！」
『怖がることが恥ずかしいことなんてことはない。誰だって自分より強い、格上の相手には怖いと思うもの
それをいかにどう対処して対等に土俵に上がるか…ウソップは大丈夫だよ』
「お…お前ら………!!」
『さぁさぁ、殺りますよ、殺りますよ〜』
「気のせいか？殺すつもりで挑むのか？アイツは」
「気のせいで済まされるなら、お前は素晴らしいスルースキルを持ってると思うぜ」
久しぶりに、大暴れといくか
「この海岸から奴らは攻めてくる。だが、ここから村へ入るルートはこの坂道一本だけだ。あとは絶壁!!
つまり、この坂道を死守できれば、村が襲われることはねェ!!」
「そうか、簡単だな」
「口で言うのはな！あとは戦力次第…お前ら何ができる？」
「斬る」
「のびる」
「盗む」
『戦い全般』
「撃つ」
「隠れる」
「「お前は戦えよ!!」」
ウソップくんよぉ、それでできると思ったら大間違いだぞ
「青子は強ェのか？」
「あぁ！おれでも勝てねェ!!」
「？」
ニコニコ笑顔でそう言うルフィに『ねえ、ウソップ』と首を傾げるウソップに声をかける
「なんだ？」
『この島の地形って、こんな感じなの？』
「ん？まあ、あと一カ所はこれと同じ場所がある」
『………へぇ』
ウソップから得た情報に片眉をあげる
「青子？」
『夜明けまでは来ないんでしょ？なら、私は戦いのために体力温存してくる』
「はぁ？なによその余裕は！あんたがいなきゃ、私たち勝てないかもなのよ!?」
『大丈夫さ。夜明け前にゃ必ず来る。んじゃ、ルフィ、私の分は残しといてよね』
「おう」
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2022年3月12日 19時
