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『あんたもあんただよ、お嬢様』
「！」
『病弱だかなんだか知らないけどね。あんたが動かないのなら、この現状は変わらない。死ぬ覚悟で、その屋敷から這いずってみればいい
動けないから？私のため？そんな甘っちょろい戯言が通じるのなら、ここにいる全員…こんな辺鄙な村になんか来てない』
ここにいる全員、なにかしら重い過去を背負っている
それでもこうして渡り歩いているのは、叶えたい何かがあるから、やりたいことがあるから
「……出ていきたまえ」
『！』
「ここはキミのような野蛮な男の来るところではない!!! 二度と、この屋敷へは近づくな!!!」
「ああ…わかったよ。言われなくても出てってやる。もう二度とここへはこねェ!!!」
ウソップが出ていき、私たちも出て行けと怒鳴られて仕方なく屋敷を出た
ー海岸ー
「よっ。ここにいたのか」
「ぶっ!!!」
『やっぱり、いた』
「なんだ、てめェらか。普通に声かけろ、バカ!!」
木の枝にぶら下がって海を眺めているウソップに声をかけるとそう言われる
私とルフィはそのまま木の枝から飛び降りた
「
「……！え…!? お前!! なんでそれを知ってんだ!!」
「子どもの頃に会ったことがあるんだ」
「なに!? 本当か!? おれの親父にか!?」
「うん。お前とそっくりだからさ。なんか懐かしい感じはしてたんだけど、さっきはっきり思い出した」
「い…今どこに!?」
「今はわかんねェ！だけど、今もきっと“赤髪のシャンクス”の船に乗ってるよ!! ヤソップはおれが大好きな海賊船の一員なんだ」
「そ…そうか!! そうか…シャンクスの船に…あの“赤髪”のねえ…」
嬉しそうに笑うルフィを見て、懐かしく思うヤソップさんのことを
「シャンクスだのォ!!?」
「なんだ、シャンクス知ってんのか!?」
「当たり前だ。そりゃ、お前、
「すげえって言やあ…うん、射撃の腕はすごかった。ヤソップが的を外したとこは見たことなかったし」
ー10年前ー
ｽﾞﾄﾞｫﾝ!!
「ひゃーーっ、すげェーーーーっ」
「なァに、おれはアリの眉間にだってブチ込めるぜ」
『あ、じゃあナノサイズのバクテリアは？』
「それは次元が違いすぎねェか？」
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2022年3月12日 19時
