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「それはシャンクスとの誓いの帽子だ!!!」
「なにい？…て事ァ、こりゃシャンクスの帽子かよ。道理で身覚えがあるわけだぜ…!! おれとあいつは昔、同じ海賊船にいた。…つまり、海賊見習い時代の
プッと帽子に唾を吐いたバギーにルフィはさらに怒った
「シャンクスは偉大な男だ…」
『お前と同志だと…？』
「バラバラ緊急脱出っ!!」
『お前なんかとシャンクスさんを一緒にするな!!!』
「!!!?」
「ヒッ…」
股間を思いっきり蹴っ飛ばしてやり、そのまま顔面を掴んで地面に叩きつける
こんな奴とシャンクスさんが同志？
『ふざけんのも大概にしろ、赤っ鼻』
「ちきしょう。おれの宝をあんなにしやがって!!」
『最低。唾まではきかけて』
「うべ！うべべっ!! 汚ェやべろっ!!」
「お前の唾だろうが!! お前とシャンクスが同志だなんて、二度ど言うんじゃねェっ!!」
「けっ…てめェらとシャンクスがどういうつながりなのかは知らんがな!! おれがあいつをどう言おうがおれの勝手だ!!!
これでもくらえ!! バ〜ラ〜バ〜ラ〜」
「分解すんな!!!」
「ぼ!!!」
バギーの顔面に拳を落としたルフィに倣って私も同じように『喋んな。酸素の無駄だ』とさらに踏みつけてやる
備えあれば嬉しいな袋を取り出してもいいんだぞ、お前
「おれは今まで生きてきて、あいつほど怒りを覚えた男はいねえ!! あいつはこのおれから莫大な財宝を奪いやがったんだ!!!」
『…………？』
「あいつだけはおれは許さねェ!!」
海賊の見習いの頃、バギーは戦利品として奪った悪魔の実を売り捌こうとしていたが、そこでシャンクスさんに見つかってバレないように口に含んだものの飲み込んでしまったらしい
「そしておれは!! 1億ベリーの実を食い!! カナヅチになり!! 海底に沈む巨万の富を逃がした!!」
「へーー。シャンクスが助けてくれたのか」
「おれが言いてェのはそこじゃねェだろ!!!」
『ふあっ…』
「あいつのおかげでおれの人生計画は一気に10年の遅れをとったんだ!!! そしておれは吹っ切れた!! 海中がダメなら海上の全ての財宝をおれのものにしてやるとな!! このバラバラの能力で!!
だからおれの財宝に手をかける奴はどんな虫ケラだろうと絶対に…！」
「あ」
「生かしちゃおかん!!!」
『あ』
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2022年3月12日 19時
