155話 スタングレネード ページ5
音風は部屋を出ると、大会議室へと向かい、話を聞いた
八代英人の事故車から不審な遺留品が出てきたことを告げられたのだ
毛利「なるほど。八代英人氏の事故死にも疑惑が…」
小五郎が頷くと、高木は「えぇ」と開いた手帳を見た
高木「佐藤さんの話では、そのシートベルトのタコ糸がどうしても気になるようなんです」
目暮「どうだね、毛利君、音風君。何か思いつかんか?」
目暮に言われた小五郎と音風は顎に手を当てて考え始めた
毛利「うーん、そう言われましても…」
『他に遺留品は?』
高木が「はい」と手帳を見る
高木「黒焦げになったジュースの缶のようなものなど、いくつかガラクタはあったらしいんですが、全て処分されてしまったそうで」
毛利「うーん、ジュースの缶とタコ糸か…」
『ジュースの缶とタコ糸…?』
目を見開き、何かを考え込んだ音風に「どうかしたのか?」と目暮が聞いた
『いえ…
(もしかしたら…)
警部』
目暮「ん?」
『確か、八代英人氏は運転中に心臓発作を起こし、崖から転落したんでしたよね?』
目暮「え?あ、ああ」
音風はそれを聞くと、『もしかして…』と小さく呟いた
シートベルトの金具についていた二本の筋状の焦げ跡、タコ糸、それに黒焦げになったジュースの缶のようなもの
音風は考えていると、いきなりパーン!!と大きな破裂音が響いた
「「うわあっ!!」」
一同が驚いて飛び上がると、破れた紙袋を持ったコナンが机の下から顔を出した
コナン「へへっ、びっくりしたぁ?」
毛利「このガキー!」
コナン「ホントはコーラの缶振ってプシューッとやろうと思ったんだけど、コーラ売ってなくってさー」
『コーラって…』
驚いた音風は胸のあたりを押さえて心臓を沈めた
小五郎が拳をプルプルと震わせる側で、高木はハァ〜と胸をなでおろした
高木「心臓が止まるところだった……あ?」
コーラの缶で驚かせようとしたと聞いて、高木は八代英人の車に缶ジュースのようなものが残されていたことを思い出した
高木「あーっ!缶で驚くって言えば!!」
白鳥「……スタングレネード」
白鳥の言葉に、目暮と小五郎が「え?」と振り向く
白鳥「犯人はスタングレネードを使ったんじゃないでしょうか?」
紙袋を持ったコナンがニヤリと口元を緩めた
コナン(そうそう…)
目暮「な、何だね、白鳥君。そのスタン…」
目暮が尋ねようとすると音風は『スタングレネード』と答えた
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rosei(プロフ) - 返信ありがとうございます!分かりました!スランプ抜けられるように祈ってます(笑) (2020年12月28日 0時) (レス) id: a1a7ad0bfa (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - roseiさん» 出します…!ですが今はスランプで…!必ず書きます…もうしばらくお待ちください!プロットを練りつつ、です!お待たせしてすみません…! (2020年12月26日 21時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
rosei(プロフ) - この小説めっちゃ面白いです!続きってまた出しますか? (2020年12月26日 20時) (レス) id: a1a7ad0bfa (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 四葉さん» スランプ期に突入してしまって………!必ず完結はします…首を長くしてお待ちしてください…! (2020年5月24日 10時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - レエンさん» ごめんなさい、スランプなんです…!でも必ず完結します! (2020年5月24日 10時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年12月18日 23時