154話 思いやる気持ち ページ4
歩美「みんなが仲良く暮らせればいいのにね…」
光彦と歩美が俯くと、灰原が「無理ね」と振り返った
灰原「人には感情があるもの。目には見えない上に、とても変わりやすい厄介な代物がね。
それが友情や愛情ならいいけど、何かのきっかけで嫉妬や恨みに変われば、殺意が芽生えることだってあるんだから」
元太「でもよぉ、オレん家のかーちゃんととーちゃんなんか、しょっちゅう喧嘩してっけど仲良いぜ」
元太が言うと音風が『それはね』と振り返った
『お互いに思いやる気持ちを持ってるからだよ』
「「え？」」
子供達は音風の言葉の意味がわからず、きょとんとした
『哀ちゃんの言う通り、人はふとした事で傷つける側にも傷つけられる側にもなる。
そうならないためには、相手のことを思いやる気持ちが必要なの…』
歩美「…相手を思いやる気持ち…」
歩美が噛みしめるように呟き、3人は神妙な面持ちで音風を見つめた
すると、遠くから「博士ー！」と呼ぶ声がした
振り返ると、コナンがデッキを駆け寄ってきた
コナン「ちょっと博士に貸してもらいてーもんがあるんだけど」
阿笠「え？ああ…」
コナンに頼まれた阿笠博士は、ポケットの中を探った
コナンは安室と音風を連れて部屋に戻ると、シャツの袖口にカフスボタンをつけた小五郎がタキシードのジャケットを着込んだ
コナン「あれ？何してんの、おじさん」
毛利「どこほっつき歩いてんだ。じきにパーティだぞ」
『いっけない！着替えなくっちゃ』
口元に手を当て思い出した音風はドアへと振り返った
すると、ドアをノックする音が聞こえて、音風が『あ、出ますね』とドアに駆け寄った
毛利「ああ」
音風がドアを開けると、高木が立っていた
高木「あれ？ここって毛利さんのお部屋じゃ」
『あ、はい』
毛利「どうした？」
小五郎が音風の後ろに立つと高木は「ああ、毛利さん」と目を向けた
高木「目暮警部がちょっと来て欲しいと…」
毛利「警部殿が？ああ、わかった。音風君はどうする？」
『着替えたら急いで行きますね』
コナン「ボクも！」
コナンも後をついていこうとすると、小五郎がコナンの襟を掴んで部屋に戻した
毛利「オメーも音風君と支度してろ！」
コナン「ちぇっ」
コナンはバタンッと強く締められたドアを振り返り、ニヤリと笑った
音風は部屋を借り、正装の服を着た
白のフンワリとしたスカートのワンピースのようなドレスは、音風の体のラインがよくわかるものだ
安室はぶすくれていたが似合っていたので、それはそれで良いとOKしたらしい
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rosei(プロフ) - 返信ありがとうございます！分かりました！スランプ抜けられるように祈ってます(笑) (2020年12月28日 0時) (
レス) id: a1a7ad0bfa (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - roseiさん» 出します…！ですが今はスランプで…！必ず書きます…もうしばらくお待ちください！プロットを練りつつ、です！お待たせしてすみません…！ (2020年12月26日 21時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
rosei(プロフ) - この小説めっちゃ面白いです！続きってまた出しますか？ (2020年12月26日 20時) (レス) id: a1a7ad0bfa (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 四葉さん» スランプ期に突入してしまって………！必ず完結はします…首を長くしてお待ちしてください…！ (2020年5月24日 10時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - レエンさん» ごめんなさい、スランプなんです…！でも必ず完結します！ (2020年5月24日 10時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2018年12月18日 23時
