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161話 かくれんぼの場所に ページ17

蘭と園子、ミリナは自分達の部屋に戻り、クローゼットから救命胴衣を取り出した
園子が救命胴衣のバックルを留めていると、音風が入ってきた

『みんな、大丈夫?』

ミリナ「うん…」

音風が部屋に入ると蘭はウインドブレーカーのポケットを探っていた

蘭「ないのよ。あの子達が言ってた金メダルが…どこ行ったんだろう」

園子「蘭…」

ミリナ「蘭ちゃん…」

蘭がクローゼットの中を捜し始めると、ドアが開いて救命胴衣を着た小五郎が入ってきた

毛利「おい行くぞ!急げ!!」

ミリナ「蘭ちゃん、行こう!」

蘭「うん…」

クローゼットの中にも金メダルは見当たらず、蘭は仕方なく部屋を出た
音風も園子を部屋に出すとクローゼットを一度振り返った

『(あの子達が言ってた金メダル…一体どこに…)』

音風は先に行った蘭達を追いかけ部屋を出た

船の両舷に吊り下げられていたいく艘もの救命ボートが海面へと減り出すと、ほかのデッキからはライフラフト(救命いかだ)のカプセルが海に投げ込まれた

海面に落ちたカプセルが開いてライフラフトがあっという間に膨らんでいく
ボートデッキには救命胴衣を着た乗客らが続々と詰めかけ、乗組員は救命ボートに乗り込む乗客を順に誘導していた

「慌てないでください。時間はまだ十分あります。押し合わずに進んでください」

蘭、園子、小五郎、ミリナ、阿笠博士、音風も他の乗客達と共に救命ボートの乗り場に向かってぞろぞろと進んでいた

蘭「お父さん、コナン君達は?」

毛利「あちつらなら大丈夫だ。目暮警部からの連絡で、日下を追っかけてモーターボートで出たところを近くを通ったクルーザーに拾われたそうだ」

『よかった…』

ずっと心配をしていた蘭と音風は、ホッと息をついた
救命ボートの乗り場に着き、阿笠博士、ミリナ、園子、蘭、音風と順に乗り込んでいくと、小五郎はボートの屋根に手をかけた

毛利「蘭、音風君。お前達はこのまま、この船で脱出しろ。俺は別の船で行く」

『え、でも…』

蘭「えっ」

毛利「じゃあ後でな」

小五郎はそういうと、船内へ戻って行った

蘭「お父さん!」

『おじさま!』

次々と乗り込む乗客で、小五郎の姿はあっという間に見えなくなった

救命ボートに乗った蘭と音風は、船内に戻っていった小五郎のことを心配していた

すると、前の席の老婦人が辛そうに眉をひそめて隣の夫を見た

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rosei(プロフ) - 返信ありがとうございます!分かりました!スランプ抜けられるように祈ってます(笑) (2020年12月28日 0時) (レス) id: a1a7ad0bfa (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - roseiさん» 出します…!ですが今はスランプで…!必ず書きます…もうしばらくお待ちください!プロットを練りつつ、です!お待たせしてすみません…! (2020年12月26日 21時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
rosei(プロフ) - この小説めっちゃ面白いです!続きってまた出しますか? (2020年12月26日 20時) (レス) id: a1a7ad0bfa (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 四葉さん» スランプ期に突入してしまって………!必ず完結はします…首を長くしてお待ちしてください…! (2020年5月24日 10時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - レエンさん» ごめんなさい、スランプなんです…!でも必ず完結します! (2020年5月24日 10時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年12月18日 23時

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