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しかし、日下はギリギリのところでボールを避けた
海に落ちていくボールを振り返ってニヤリと笑うと、すぐに前に向き直る
日下「!?」
すると、モーターボートから大きくジャンプしたコナンが、腕時計型麻酔銃を構えていた
撃った麻酔針が日下の額に突き刺さる
バウデッキに着地したコナンは、ハンドルに突っ伏した日下を見下ろしてフッと笑みを浮かべた
歩美「コナン君〜!」
元太「やったか、コナーン!」
安室が操縦するモーターボートが近づいてきて、子供達が手を振ると、運転席に座ったコナンは親指を立てて頷いた
「「やったー!少年探偵団、大勝利ー!!」」
大喜びの子供達は万歳をし、さらにハイタッチをした
すると
高木「おーい、君達ー!!」
エンジン付きのゴムボートに乗った高木、目暮、白鳥がやってきた
それを見た安室は「フー…」と息をついた
コナンは「大丈夫?」と笑いながら聞いた
安室「君はすごいね、モーターボートの操縦もできるのかい?」
コナン「まあね」
ーーーーー
ーーー
ー
ゴムボートを日下とコナンが乗ったモーターボートに横付けすると、白鳥と高木はモーターボートに移って気を失っている日下を確保した
目暮「ダメじゃないか、君達!相手は殺人事件の容疑者なんだぞ!もしものことがあったらどうするんだ!?」
目暮にこっぴどく叱られたコナンと子供達は「ごめんなさーい…」と頭を下げた
安室と灰原も手を伏せ、フッと微笑む
すると、突然、遠くで爆発音が轟いた
驚いて振り返ると、海底油田の掘削施設の向こうで停泊しているアフロディーテ号から黒煙が巻き上がっている
新たな爆弾が爆発したのだ
高木「め、目暮警部…」
目暮「一体、いくつ爆弾を仕掛けたんだ…」
高木と目暮は気を失っている日下を見下ろした
日下を見つめていたコナンと安室が、遠くに見えるアフロディーテ号に目を向ける
安・コ(新たな爆弾…?)
2人の胸の中に小さな疑問が渦巻いた
黒煙が立ち上がるアフロディーテ号から『総員退船』を告げる長い汽笛が鳴り響いた
《乗客の皆さん、一等航海士の伊沢です。全員、救命胴衣を着用の上、一階ボートデッキに出てください。訓練ではありません。繰り返します…》
アナウンス流れると、4階のホールにいた乗客達は出入り口に詰めかけた
警報が鳴り響く通路を駆け出し、エントランスホールに下りていく
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rosei(プロフ) - 返信ありがとうございます!分かりました!スランプ抜けられるように祈ってます(笑) (2020年12月28日 0時) (レス) id: a1a7ad0bfa (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - roseiさん» 出します…!ですが今はスランプで…!必ず書きます…もうしばらくお待ちください!プロットを練りつつ、です!お待たせしてすみません…! (2020年12月26日 21時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
rosei(プロフ) - この小説めっちゃ面白いです!続きってまた出しますか? (2020年12月26日 20時) (レス) id: a1a7ad0bfa (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 四葉さん» スランプ期に突入してしまって………!必ず完結はします…首を長くしてお待ちしてください…! (2020年5月24日 10時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - レエンさん» ごめんなさい、スランプなんです…!でも必ず完結します! (2020年5月24日 10時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年12月18日 23時