160話 ボートチェイス ページ15
コナン「お、おい、オメーら!?」
歩美「私達もいく！」
光彦「コナン君と安室さんにだけ、いいカッコさせられませんよ！」
歩美、元太、光彦がモーターボートの後部座席に乗り込むと、灰原は助手席に乗った
コナン「は、灰原…」
灰原「ま、そういうことね」
ハァ…とため息をついたコナンは、スロットルレバーを手にかけた
コナン「振り落とされんなよ！」
レバーを前に倒すとスクリューが激しく水をかき回し、急発進したモーターボートはマリーナの出口から勢いよく飛び出した
「「うわぁぁぁ！」」
子供達が悲鳴をあげ、数メートル下の海面に着水したモーターボートは、激しい水しぶきをあげながら進んでいった
夕日が沈み、光を失った空と海は茜色から群青色へと移っていた
水しぶきを上げながら猛スピードで海面を走っていた日下は、後方から追いかけてくるモーターボートに気づいた
日下はさらにスピードを上げ、海に浮かぶ海底油田の掘削施設に向かった
そして海底からそそり立つ掘削やぐらに飛び込み、鉄骨を避けながら進んでいく
コナン達のモーターボートもスピードを上げたまま掘削やぐらの中を進んだ
抜群の操縦テクニックで鉄骨の間をすり抜けるように走り、徐々に日下との距離を縮めていく
やがて掘削施設を抜けた日下は背後をチラリと見て、左へハンドルを切った
日下のモーターボートが左へと大きくターンする
コナン「左へ寄れ！」
後部座席の子供達が体を大きく傾けると同時に、コナンが左へ急ハンドルを切った
激しい水しぶきをあげながら鋭い角度で旋回したコナン達のモーターボートは、一気に日下のモーターボートに近づいた
すると、日下は右ハンドルを切った
コナン「今度は右だ！」
子供達が体を右へ傾け、コナンは右へ急ハンドルを切った
鋭く右に曲がったコナン達のモーターボートが日下のモーターボートに並んだかと思うと、さらに追い越していく
光彦「追い抜いちゃいました！」
光彦が驚いて背後を振り返ると、コナンはキック力増強シューズのスイッチを入れた
コナン「安室さんッ、操縦を頼む！」
安室と素早く席を入れ替わったコナンは、船首のバウデッキに駆け上がり、振り返ってボール射出ベルトのボタンを押した
バックルからサッカーボールが飛び出し、コナンは日下に向けて思い切り蹴った
ボールは水しぶきをあげながら日下をめがけて一直線に飛んで行く
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rosei(プロフ) - 返信ありがとうございます！分かりました！スランプ抜けられるように祈ってます(笑) (2020年12月28日 0時) (
レス) id: a1a7ad0bfa (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - roseiさん» 出します…！ですが今はスランプで…！必ず書きます…もうしばらくお待ちください！プロットを練りつつ、です！お待たせしてすみません…！ (2020年12月26日 21時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
rosei(プロフ) - この小説めっちゃ面白いです！続きってまた出しますか？ (2020年12月26日 20時) (レス) id: a1a7ad0bfa (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 四葉さん» スランプ期に突入してしまって………！必ず完結はします…首を長くしてお待ちしてください…！ (2020年5月24日 10時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - レエンさん» ごめんなさい、スランプなんです…！でも必ず完結します！ (2020年5月24日 10時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2018年12月18日 23時
