159-2 ページ14
美波子「まさか、先生が…!?」
美波子が信じられないという顔で呟いた
目暮「八代会長はどうやって殺害したんだね?」
日下「あいつ、俺にまたがって首を絞めやがったから、巴投げの要領で海へ投げ飛ばしてやったよ」
目暮の質問に答えた日下は、ステージの海藤に目を向けた
日下「そしてお前がやったようにこの船を爆破し、混乱に乗じてお前を殺すつもりだったんだ!」
海藤「フン。とんだ妄想だ」
海藤が鼻先で笑うと、目暮は「待ちなさい!」と両手を広げて日下に立ちはだかった
目暮「とにかく、そのリモコンのボタンから指を離しなさい!」
日下「うるさい!近づくな!!」
すると突然、日下の背後から乗客の男が飛びかかった。が、日下は飛びのいてかわし、リモコンのボタンを押した
地下二階の機関室に仕掛けられていたダイナマイトが次々と爆発し、会場のホールにも爆発音と振動が伝わったかと思うと、いきなり照明が落ちた
真っ暗になったホールに客達の悲鳴が飛び交った直後、電気はすぐに復旧した
が、日下の姿がない
目暮「いないぞ!!」
目暮が叫び、コナンと安室はとっさに出入り口を振り返った
すると、日下が走って出て行くのが見えた
『コナン君、入り口に向かったわ!!』
コナン「ああ!!逃すか!」
音風の声と同時に走り出したコナンを安室も追いかけた
コナンはダッシュして乗客達の間をすり抜けた
蘭「コナン君!?」
振り返った蘭が声をかけたが、コナンと安室はホールを出て行ってしまった
目暮達も日下を追おうとしたが、パニックになった客達に邪魔されて動けずにいた
光彦と歩美、元太、そして灰原はひしめく客達の足元を縫って出入り口に向かった
『(頼むわよ…新一…降谷さん)』
音風は走り去る子供達に後ろ姿を鋭い眼差しで見つめた
地下のマリーナに駆け込んだ日下は、階段を駆け下りてモーターボートに向かった
デッキの開閉スイッチを押してモーターボートに乗り込むと、開いたデッキから海へと飛び出した
安室「クソッ!」
追いかけて来た安室は日下を見つめると「安室さん!!」とコナンに声をかけられた
コナンは残っていたモーターボートに飛び乗っており、エンジンをかけていた
コナン「早く乗って!!」
安室「ああ!!」
安室がコナンの隣に乗り込むと、「待って、コナン君!安室さん!」と声がした
光彦「待ってください!」
子供達が階段を駆け下りて来た
189人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
rosei(プロフ) - 返信ありがとうございます!分かりました!スランプ抜けられるように祈ってます(笑) (2020年12月28日 0時) (レス) id: a1a7ad0bfa (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - roseiさん» 出します…!ですが今はスランプで…!必ず書きます…もうしばらくお待ちください!プロットを練りつつ、です!お待たせしてすみません…! (2020年12月26日 21時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
rosei(プロフ) - この小説めっちゃ面白いです!続きってまた出しますか? (2020年12月26日 20時) (レス) id: a1a7ad0bfa (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 四葉さん» スランプ期に突入してしまって………!必ず完結はします…首を長くしてお待ちしてください…! (2020年5月24日 10時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - レエンさん» ごめんなさい、スランプなんです…!でも必ず完結します! (2020年5月24日 10時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年12月18日 23時