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107話 遭難者 ページ43

コナン(小五郎)「どうせまた迷単独行動してるんだろ、あの子はフラッとする癖があるから」

涼太「違います‼」

リー「全部捜したよ!」

勇気「スパイと戦った後、いなくなっちゃったんだよ‼」

コナン「⁉」

安室「何⁉」

一同が騒然とする中、佐藤が「警部‼」と駆け寄ってきた

佐藤「Xが気になる供述を‼」

目暮「気になる供述?」

「ええ…ヤツが捕まる少し前…乗客の女性2人に、正体を見破られたんだそうです…1人はそこのお嬢さんで…それで、口封じのため、海に落としたと…」


“きゃあぁあっ‼”

バシャャャャアン


「「!!!」」

佐藤「その女性は、まだ20代前半で…空手を使ってたそうです‼」

安・コ「‼」

園子「空手って…まさか⁉」

蘭「えっ…⁉音風姉⁉」

佐藤の言葉に強く反応した蘭と園子は、口元に手を添えて嫌な予感が走った

歩美「ウソ…」

光彦「そんな…音風さんが…⁉」

元太「マジかよ⁉」

涼太「ウソ…だ」

リー「そ、そんな…」

ガクリと膝をついたリーを、涼太が支えた

安室「そ、そんな…」

安室は一歩後ろに下がった

“音風がイージス艦から落ちた”

その現実を、安室に涼太に…その場の全員に突きつけたのだ









「Xの供述によると、工藤音風さんが落ちたのは、この辺りです…」

「かなり進んでしまったな…」

「潮の流れを計算させました‼この範囲にいるはずです‼」

「そんなっ…通常の4倍はあるじゃないか‼」

「南西から来てる低気圧の影響で、海流が速くなってるんです…波も高くなり始めてます…体力を考えると、一刻も早く発見しないと…」

「消戒ヘリ、準備できました‼」

艦長「よしっ‼ただちに出動‼」

安・リ・コ・涼「僕/ボク/オレ/も乗せて/下さい‼」

4人が前に詰め寄った途端、目暮が止めた

目暮「馬鹿を言うんじゃない‼」

コナン「でも…」

涼太「オレやリー達が乗れば…‼「子供や一般人がいたら足手まといになるだけだ‼」…っ」

コナン「クソォ…」

涼太「クソッ‼」

ドンッと机を叩いた涼太は、自分の無力さを嘆いた

リー「クッ‼スマホさえあれば…‼」

安室「……クッ‼」

リーも安室も連絡手段があれば、自分達もヘリに乗れる
だが、今はスマホは預かられているため、何もできない


安室「工藤…」

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年9月23日 22時

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