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藍沢「無理するな、腹部に出血があった」
『そっか…』
ポスン、とあげた手を下ろした音風の病室に飛び込んできたのは
涼太「音風‼」
リー「音風‼」
『りょ、涼ちゃん、リー君も』
リー「バカバカ‼なんで黙ってたのさぁ‼」
『うぐっ…‼傷に響く』
ガバリと抱きついてきたリーをひっぺがした藍沢は、検査をするから黙ってと、釘を刺した
藍沢「……問題ない、無茶しなければすぐな退院できる」
『‼ホント⁉』
藍沢「“無茶しなければ”の話だがな」
『うぐっ…』
藍沢「まあ、無茶しないなら、3日で退院できる」
『頑張ります』
へこんだ音風に、病室内が一気に笑いに溢れかえった
そんな病室の前で笑い声を聞いていた安室は、眉を落としその場を立ち去った
緋山「ん？」
安室「あ、こんにちは」
緋山「あ、こんにちは……って」
安室「？」
コナンに見せてもらった写真の男だと思い出した緋山は、すぐに安室を連れて中庭に冴島、白石を連れてきた
安室「あ、あの〜？」
白石「ちょっと緋山先生」
冴島「なんでここに？」
緋山「いいから、工藤の彼氏なんだから話聞く」
安室(彼氏ではないが…)
安室は肩をすくめながら3人を見ていた
緋山はクルリと安室に向き直る
緋山「で、工藤ちゃんとどこまで？」
安室「ど、どこまで…とは？」
緋山「決まってんじゃん、デートしたの？キスは？その先は？」
白石「ちょ、緋山先生、ゲスいよ」
冴島「あまりそう言ったプライベートには…」
緋山「何よー、あんたらだって工藤ちゃんの事心配してんでしょ？アドバイスよ、アドバイス」
白石「アドバイスに入るのかなー？」
緋山のグイグイとくることに対し、白石は引き気味で話を続けた
白石「安室さんですよね？工藤さんとは、どういった？」
安室「探偵の同業者として仲良く…バイト先でも仲良くさせてもらってます」
緋山「かぁ〜‼工藤ちゃんにはもったいないわ」
冴島「緋山先生？」
白石「工藤さんとは恋人同士…「いや、それは違いますね」え？」
白石の言葉の先を理解した安室は、すぐに被せた
安室「僕は彼女を恋愛対象としては見てませんから」
白石「え、ど、どうして？」
安室「…見たくても…見れないんです…」
緋山「は？」
冴島「好きなんですよね？」
安室「ええ…愛してます…この国と同じように」
白石「なら、どうして…」
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2018年9月23日 22時
