102話 カレーぐらい ページ27
「「いっただっきまーす‼」」
リー「うわっ、美味しい」
涼太「うまっ‼」
パクパクとカレーを食べ進める2人に音風は、隣でボーッとしていた
リー「ん？音風？」
『……え？』
涼太「お前…カレーに醤油なんか入れるタチだっけ？」
『え？……あっ‼』
ボケッとしていたせいなのか、醤油をカレーにぶっかけていた
醤油まみれになったカレーに肩を落とした音風は仕方なく食べることに
『あ、普通に美味しい』
リー「え、マジ？ちょっと…うわ、新発見」
涼太「嘘つけ、カレーに醤油だろ？合わねーぐふっ…(もごもご)あ、新発見」
「『でしょ？』」
などという茶番を見ていたコナンは、「仲のいい奴ら」と笑った後、カレーを受け取っている勇気を見た
コナン「ふっ…(考えすぎか…)」
蘭「私もこんなにいしく作れたらなぁ〜」
園子「はいはい、ごちそうさま！あなたたのために美味しいカレーを作ったから、早く帰ってきて〜、って電話してみたら？」
蘭「バカ…カレーじゃ帰ってくるわけないでしょ‼音風姉のカレーの方が美味しいんだから」
コナン(ははは…確かに…)
『私のカレーは隠し味にレモン入れてるからね』
涼太「それ隠し味？」
『あ』
サラリと隠し味を言った音風は『隠し味変えようと』と笑いながら答えると、涼太が「変えたら変えたで別もん出てくるからやめろ」と必死になって止めた
蘭「ちょっと電話してくる！」
園子「そーこなくっちゃ」
蘭「そーゆー事じゃなくて‼新一に知らせたい事があるの‼」
コナン(何だ？知らせときたい事って…)
『コナンく〜ん？』
コナン「あっ‼(ヤベッ‼電話くる‼)」
音風に呼ばれたコナンは、ハッとした後、すぐに席を立った
歩美「どこ行くの⁉コナン君‼」
コナン「ちょっとトイレ‼」
光彦「またですかあ？」
コナン「ああ、すぐに戻るよ‼」
涼太「トイレ近いな」
リー「病院紹介してあげよっか」
『いや、そんなに真面目に考えないで』
2人が真面目に考えた頃合いを見計らったのか、「あれ？園子さん？」と聞き覚えのある声が聞こえた
園子「あれ！安室さん‼」
元太「安室の兄ちゃん‼」
光彦「どうしてここに⁉」
カレーのトレイを持った安室が、園子の隣に座った
安室「知り合いが抽選券をくれたんだ、それでイージス艦にね」
園子「そうだったんですか」
『……』
安室「……」
2人の間は険悪なムードになりつつあった
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2018年9月23日 22時
