101-2 ページ25
毛利「で、港に戻るのはいつですかな?」
艦長「午後5時半の予定です…」
小五郎達がいる場所にやってきた2人は、物陰で話を聞いていた
『(まずいな…腕の状態を考えたら、すぐにでも解剖に回さないと…)』
コナン「わあ!すごい‼ここで運転してるんだ‼」
『‼』
毛利「こら‼小僧‼勝手に入ってくんじゃねえ‼『おじさん‼』音風君‼」
コナンの元に駆け寄った音風は、小五郎の前に出た
『ごめんなさい、コナン君とヘリコプターを探してたら、おじさんの声が聞こえたから…』
毛利「ヘリコプター?そうか!ヘリならすぐに運べる‼」
「しかし、ヘリを出せば、乗客に気づかれる恐れが」
『さっきみたいにデモンストレーションとしてヘリを飛ばせばどうですか?それなら腕を解剖にすぐに回せます』
毛利「ああ、立石艦長‼事は一刻を争います‼」
艦長「わかりました!すぐにヘリを用意しましょう‼」
ーーーーー
ーーー
ー
「それではこれから、ヘリコプターの発艦デモンストレーションを行います‼飛び立つまでは危険ですので、この柵から出ないでください‼」
『よかった…間に合った』
蘭「うん」
コナン、蘭、音風はデモンストレーションと偽ったヘリコプターの発艦デモンストレーションを見にきた
コナン「あっ!キミは…」
勇気「…………」
『勇気君?どうしたの?』
コナン「またお父さん、いないの?さっきもひとりぼっちだったよね?」
勇気に話しかけた2人に、蘭も後から言葉を重ねた
蘭「大丈夫?ボク…お父さんとお母さんは?」
コナン「お父さんがいるはずなんだけど、はぐれちゃったみたいだね…」
コナン「確か、名前は勇気君だったよね?」
勇気「う、うん…」
コナンに名前を聞かれた勇気は答えた
勇気はチラリと音風を見た後、またすぐにコナンに目を向けた
蘭「じゃあ、2人は一緒にいてあげて?自衛官の人に勇気君の事、相談してくるから!」
勇気「やめて‼そんな事したら…」
『そんな事って…勇気君?何かあるの?』
勇気「あ…いや、ボ、ボク…大丈夫…大丈夫だから‼」
『勇気君、待って‼』
パシッと勇気の手を掴んだ音風
その拍子に勇気の上着のポケットから薬が落ちてきた
コナン「はい!落ちたよ‼」
勇気「うん…」
コナン「これ、何の薬?」
勇気「じんましんとか、かゆいの止める薬…」
『確か、牛乳とか飲んじゃダメなのよね?』
コナン「ああ、食物アレルギーか…」
31人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年9月23日 22時