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光彦「すごい緊張感ですねえ…」
元太「やっぱ、ゲームよりすげーな…」
歩美「うん…ちょっと怖い…」
「『(コイツら/この子達が怖がるのも無理ねえ/ない…このイージス艦は現実に攻撃されようとしている…)』」
「目標に反応なし‼左40度より接近‼
艦長「敵の姿が見たい‼閃光魚雷‼
「閃光魚雷用意‼機関出力いっぱい‼取舵‼」
抱き寄せる力を強くし、コナンはAの足元に寄り添った
「対潜閃光魚雷用意‼」
「CICより艦橋‼機関出力いっぱい取舵〜〜‼」
「対潜閃光魚雷発射‼」
「衝撃、きます‼」
井上「少し揺れます‼お子さんから目を離さないでください‼」
ズウウウ…ン、と低く重く揺れたイージス艦
一般乗客達はよろけ悲鳴をあげる
「「うわあっ‼」」
「くっ‼/うわっ‼」
毛利「うわっ‼」
「キャッ‼/わっ‼」
『ぐ…‼』
踏ん張るので精一杯の音風は、2人を支えながら耐えまくった
コナン「おいっ‼大丈夫か⁉オメエら‼」
揺れが収まったので、音風は蘭と園子を離した
元太「今の揺れ、すげーな‼」
光彦「カッコよかったですね‼」
涼太「呑気な事を…」
リー「フー…」
「うう…」
「『!?』」
小さく声を出した男の子に2人が振り向いた
コナン(あれ?あの子、付き添いの親は…!!『勇気君?』え?」
勇気「あれ?お姉さん」
『どうしてここに?お父さんは?』
勇気「それは…「何だあれは…」!!」
口ごもった勇気の言葉に被せた隊員の言葉に音風は、振り返った
「潜水艦か!?」
「いや、違うな…」
「漁船…難破船か…?」
「…あれは…」
「爆発物搭載の可能性なし!!」
「潮に乗って流れてきた廃船です!!」
「…ふう〜〜…」
艦長「対潜戦闘用具収め!!」
「対潜戦闘用具収め!!本艦はこれより公開演習用ルートに戻る‼繰り返す!!本艦はこれより公開演習用ルートに戻る‼
米軍、自衛隊、両潜水艦に戦闘準備解除伝え…」
『……あれ本当に難破船なのかな…?』
音風は、顎に手を添え考え込んだ
毛利「終わったのか?」
井上「はい!以上をもちまして、対空対潜戦闘訓練を終わります!!」
「「わーっ!!」」
パチパチと拍手が鳴り響いた
光彦「すごかったですねー…」
歩美「うん!本当に戦ってるのかと思っちゃった‼」
元太「腹減ってたの、忘れちまったぜ!!」
「『(訓練と言い切るとはね…)』」
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年9月23日 22時