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「手荷物をお持ちの方は、中身が見えるようにフタを開け、係員の前に置いてください‼」
「それと、携帯電話は艦内に持ち込めませんので、こちらでお預かりさせていただきます‼」
イージス艦「ほたか」に乗り込んだA達は、舞鶴湾を出港した
井上「本日は、海上自衛隊公開演習に参加していただき、ありがとうございます‼今日1日、館内を案内させていただく、井上です！よろしくお願いします‼
では、今回の公開演習の詳細を説明させていただきます！
まずは正面モニターの地図をご覧ください‼
赤く表示されてきる部分は自由に見学していただける場所ですが、それ以外の通路や部屋には入らないようお願いします！
詳しくはお手元のパンフレットにも記載してあります！
続いて、タイムスケジュールについて説明させていただきます、」
井上の長い説明に聞き飽きたのか小五郎は、夢の中へと旅立っていた
涼太とリーはワクワクしながら話を聞き入っていた
『ねえ、蘭！今、何時？』
蘭「あ、私も聞きたい」
コナン「⁉2人とも、時計は？あ……」
『うん、今博士がメンテ中だからって…その間はスマホを時計代わりにしてたんだけどね…』
蘭「私は故障したから修理に出してるの…その間は音風姉と同じで…」
蘭「没収されちゃったからねぇ」
2人は腕時計を持っていなかった
音風は博士に衛星電話の搭載を頼んでおり、蘭は故障してしまったらしい
すると、前の席に座っていた光彦が後ろを向いた
光彦「よかったらこの時計、使ってください！ボクは、デジカメに時計がついてますから大丈夫です‼」
『んじゃ、蘭つけときなよ』
蘭「いいよ、私は園子の時計があるから」
『でも…』
引き下がらない音風に、園子が「借りといたら？」と声をかけた
『いいの？光彦君』
光彦「はい！防水加工ですから、潮風を気にする事ありませんし…時間は電波時計ですから、すごく正確ですよ！」
『ホント⁉ありがとう‼』
腕時計を手首につけながら音風は、光彦の頭を撫でた
元太「デンパってなんだ？」
光彦「知らないんですか？正しい時間を知らせる電波を、日に何回か受信する時計です！」
園子「へぇ〜〜」
光彦「ちなみに、それは朝と夕方の5時に受信します‼」
歩美「受信って、どこからするの？」
光彦「⁉それは〜…」
口ごもる光彦の代わりにコナンが答えた
コナン「この辺だと福島の電波送信所かな…？」
歩美「へえ…」
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2018年9月23日 22時
