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『山下さん…』
山下「あ、はい」
『安斉さんとただの幼馴染って言ってましたけど…ホントはそうじゃないですよね?』
コナン「お姉さん、もしも何かあるなら教えてくれない?もしかしたら事件を解くカギに…」
山下「ゴメン…それは言えないわ…誰かを守る為の秘密だから…私もボウヤの年の頃は秘密なんて何もないと思ってたんだけどね…」
コナン「そ、そっか…(ま、ぶっちゃけオレは現時点で秘密ありまくりなんだけど…)」
『そうですか、すみません』
山下「いいえ、お役に立てなくてごめんなさい」
山下から話を聞き終えた2人は、コナンをおろし、頭を捻らせていた
『誰かを守る為の秘密…か』
コナン「ん?どうした?」
『あ、うん…ちょっとね、新ちゃんや私がしているこの秘密って…いつまで隠し通すのかなって…蘭にも…園子や小五郎のおじさんにも、色んな人に隠してるけど…いつ話す事になるのかなって…』
コナン「…だな」
コナンの頭をポンポンと撫でた音風の隣に平次がしゃがみ、耳打ちをした
平次「おい工藤兄弟…」
「『ん?』」
平次「銀座のイルミネーション、何時までか知っとるか?」
コナン「知らねーよ!」
『夜中までやってると思うけど…第1あなた達今日中に大阪に帰らなきゃいけないから間に合わないわよ…』
平次「今から行ってもか?」
『今から行けば間に合うけど…事件を放り出したくない平次君は和葉ちゃんに想いを伝える前にスッキリしときたいんでしょ?』
平次「あー‼もう最悪やな…」
『イルミネーション以外でも色んなのあるけど…銀座のイルミネーションとても綺麗だもんね』
平次「もー、オレアカン」
コナン「何もまだと決まったわけじゃねぇだろ…」
平次「せやったら早よ事件解決させなアカンやろ、和葉もおっちゃんとこの姉ちゃん連れて先に行ってもうてるから、早よ行かな」
と、3人がコソコソ話していると、
和田「コホン、秋風に〜、たなびく雲のたえ間より〜、もれ出づる月の…かげのさやけさ〜…」
「「「『(ひゃ、百人一首⁉)』」」」
和田が百人一首の一種を読み上げた時、4人の頭に電流が走ったような衝撃が走った
安室(なるほど…)
平次(そういう事か…)
コナン(読めたぜ…)
『(完璧にね‼)』
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年9月23日 21時