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90-4 ページ42

『えっ‼あ、いや…』

藍沢「工藤も恋が来たか」

『来てません‼』

顔を真っ赤にした音風は、藍沢をポカポカと殴った

白石「藍沢先生もとことん工藤さんには甘いよね」

緋山「ま、仕方ないでしょ」

藤川「藍沢の初恋ってあの子らしいぞ?」

「「え」」

コナン「姉ちゃん」

『ん?』

コナン「電話、鳴ってるよ?」

スマホを渡された音風は、画面を見た後すぐに通訳ボタンを押した

『はい「工藤‼」キーンとする』

安室『お前、仕事いつまで休むんだ‼』

『み、未定です』

安室『帰って来たら何してたか全て吐いてもらうぞ』

『わー、怖ーい』

電話越しでもわかる安室の怒りに、棒読みで答えた音風は顔色を真っ青にさせた

『安室さんは怖い』

コナン「いきなりだな」

電話を終えた音風はボフッとソファーに座る
その隣に藍沢も座った

『藍沢先生の初恋って誰ですか?』

藍沢「恋してるほど、暇じゃない」

『え〜』

ーーーーー
ーーー


夕方

『涼しいね〜』

コナン「うん」

ベンチに腰掛けた2人はそよそよとそよぐ風に、満喫していると子供達が歌を歌っていた

「線路は続くーよー!どーこまでもー!」

「野を超え山超えー他に超えてー」

「はーるかな街までー僕達をー」

『元気だね』

コナン「うん」

子供達をほのぼのと見ていると、「音風〜‼」と聞き覚えのある声が聞こえた

『母さん?』

コナン「オレが呼んだ、再発したって言ったら今日の便で来るって」

『先に言いなさいよ』

有希子「音風‼よかった…‼手術は明日って聞いたから慌てて」

息を切らしている有希子に、音風は『ごめんね…』と謝った

有希子「…ねえ、久しぶりにバイオリン弾いてくれない?もし、手が動かせ無くなったら…聴けないから…」

『いいよ、母さん』

有希子はバイオリンを取り出すと、音風に渡した
受け取った音風はバイオリンを取り出し弾く準備をした

『どの曲?』

有希子「得意な曲ね」

コナン「アメージング・グレイス」

『オケ』

バイオリンに頬を添え、目を閉じた

『〜〜♪ 〜〜♪』

綺麗な音色が中庭内に流れる
子供達もバイオリンの音色に聞き入り、近くまで行くと目を閉じて聴き入っていた

藍沢「!」

白石「アメージング・グレイス」

緋山「工藤が弾いてんじゃん」

藤川「綺麗な音色だな」

冴島「そうね」

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年9月23日 21時

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