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コナン「悪い奴らなら…」
ピコンと、通知が来た
蘭「都庁のビルは見えるけど、東都タワーは見えない？」
毛利「つまり東都タワーが見える場所にいるってわけだな！」
『コナン君、もうすぐ夕方の5時よ』
コナン「うん、すぐにこっちに電話するようにメッセージを送って！」
蘭「え？でも、電話で声を出したら居場所が…」
「『そんな事、英理おばさんだってわかってるよ‼』」
蘭が電話をかけるように促すと、かかってきた
コナンと音風は画面に表示されている番号を見た
コナン(くそっ、「050」から始まるIP電話か‼)
蘭「もしもしお母…『蘭、ごめん』あ…」
パシッと、蘭から電話を取った音風はすぐに英理に話しかけた
『英理おばさん、一言も喋らなくていいから私とコナン君の言う通りにして！間もなくこの探偵事務所のそばにある教会の鐘が鳴るから…』
コナン「その鐘がそっちまで届いたらスマホを二回爪で叩いてくれる？わかったら一回叩いて！」
“カツ…”
『OK！もう直ぐ鳴ります！』
リンゴーンと、教会の鐘が鳴り響く
“カツカツ”
『約3秒…』
毛利「3秒だから何なんだよ⁉」
コナン「音は、1秒間に約340m進むし…今日はほぼ無風！」
『だから英理おばさんはここから1キロ先の東都タワーが見える場所にいるんです！とにかく早く行こ！』
事務所から飛び出した2人を、小五郎と蘭は追いかけた
蘭(コナン君…まるで新一みたい…そういえば前にも何度かこんな事…)
『蘭‼早く！』
蘭「あ、うん！(ダメ！今はお母さんを助けるのに集中しなきゃ！)」
探偵事務所から駆け下りた蘭を待ち、ポアロの前を通った
リー「ん？音風」
涼太「あれ、事務所にいたのかよ」
リー「手伝う？」
涼太「邪魔なるだろ」
リー「僕の力でボコれるけど」
涼太「やめれ、テメエのボコりはマジヤバイ」
リー「涼くんは酷いねぇ」
ポアロでまだお茶をしていた2人は、音風を見てからそんな会話をした
ーーーーー
ーーー
ー
毛利「そ、増上寺⁉何でこんなところに…」
蘭「2人がこっちって…あ！」
『電話借りるよ！』
蘭「ふ、2人とも⁉」
蘭のスマホを取った音風はコナンと走り出した
コナン「英理おばさん、これからまた大きな音がするから…音が届いたらまた携帯を叩いてくれる？どんな音かは…聞けばすぐに…わかるから‼」
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2018年9月23日 21時
