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82話 英理、増殖す ページ18

コナン「蘭姉ちゃん‼」

蘭「‼コ、コナン君」

毛利「ボウズ‼早く英理を…って、音風君」

『事情はコナン君から聞きました、私も手伝います‼微力ながら協力させてください』

蘭「音風姉…」

『大丈夫よ、蘭!私が必ず英理おばさんを見つけて助け出すから』

攫われた英理を救い出すミッションが始まった

ーーーーー
ーーー


蘭「ど、どうしたらいい?コナン君は続けた方がいいって言ってるけど…」

『コナン君の言う通り、続けた方がいいわ…、英理おばさんもどこに連れていかれたのかもわからないこの状況で、もしもチャットをやめたとしたらおばさんの居場所がわからずじまいになるわ…
だったとしたら、このまま相手の奴らともチャットを続けてボロを出させた方がいいわよ…おばさん、頭いいから自分が隠れている場所がバレるような事は書かないと思うし…』

毛利「だ、だとしても本物の英理がどうかもわからねぇんじゃ『わかりますよ』何?」

蘭「わかるの?音風姉…」

音風は自分のスマホの画面を蘭に見せた
そこには英理とのラインがあった

『おばさまって、弁護士さんでしょ?弁護士さんが作る書類の読点って横書きだと「、」じゃなくて「,」を使う事になってる…前に弁護士さんのお仕事内容紹介本ってのを読んだ事があったから…
だからそのクセが普段の文章にも出ちゃってるのよ‼私とおばさんが連絡を取り合う時もそれだから』

蘭「ホ、ホントだ…音風姉のお母さんのメッセージ全部…「,」が付いてる‼」

毛利「……って事はさっき最初に届いた…
「今,悪い奴に捕まってて」っていうメッセージは…本当だったって事か‼」

『ええ、蘭はチャットを続けて』

蘭「う、うん!」

『どっちが本当の英理おばさんかわからないって、書いて?もちろん、「,」をつけて」

蘭「わ、わかった!」

小五郎はすぐにスマホで警察に連絡をし、弁護士事務所の様子を見に行かせると言った

・英理・

英理(蘭のメッセージに…「,」が付き始めた…どうやらどっちが私のメッセージか…わかったようね…ん?「そこから何か見えない?」「東都タワーとか、都庁の庁舎とか…」)

・音風・

毛利「……ったく、何を聞いてんだ⁉そんな質問に答えたら…英理が隠れている場所が分かっちまうかもしれねぇじゃねーか!」

蘭「隠れてる場所に外が見える窓があるかわからないしね」

『ええ、だからおばさんは答えませんが…』

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年9月23日 21時

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