検索窓
今日:34 hit、昨日:2 hit、合計:67,689 hit

80話 リー・シャオンは ページ16

ポアロでの事件からしばらく経ったある日、
落ち着いた店内に2人の人物が入って来た

『いらっしゃいませ』

リー「音風〜」

涼太「よっ!」

『あ、2人とも!』

カウンター席に座った2人にお冷やを出した音風は、ニコニコした

『どーしたの?』

リー「んー、今日は誤解を解くためにね」

『??』

安室「……」

リー「あ、そこのイケメンさん!」

安室「?僕、ですか?」

指を指された安室は、眉をひそめながら聞き返すと、リーが「そそ」と笑って返した

今日も帽子を被っているので、顔の全体がわからない

リー「お兄さん、お名前は?」

安室「安室透です、私立探偵をしてます」

リー「ふぅん、音風と同じか」

『うん』

リー「僕はリー・シャオン!前に教えたと思うけど、一応しとくね、それから…」

ファサッと帽子をとったリーの髪がフワリと落ちる
帽子の中から出て来たのは、緩くカーブを描いた金髪を肩まで伸ばした髪に、黄緑の瞳を輝かせる顔…

リー「僕は安室さんが思ってた男じゃなくて、女の方ね」

安室「え」

リー「こんな格好してるから、よく勘違いされるけど、僕は女」

安室「……すみません、男だと」

リー「慣れてるからいいよ!男に見えるようにしてるのは僕だから」

帽子をクルクルと回しながら安室に笑いかけたリーは、アイスコーヒーを頼んだ

リー「へー、安室さん音風と仲良いんだ」

安室「ええ、仲良くさせてもらってます」

リー「飲みに行ったりは?」

安室「した事ありませんね」

涼太「コイツと飲み比べはやめといた方がいいぞ…ビールだろうがアルコール度数高いの飲んでも飲んでも酔わないって、同期が言ってたし」

リー「だね、お酒に関しては音風はめちゃんこ強いから」

『もー!私の話はいいでしょ!』

リーの正体が女だと分かった途端、4人は楽しく話を始めた

リー「それよりも音風、あれから新一君は?」

『あー、全国の事件を解決しに行っちゃってて』

リー「相っ変わらずの探偵だね…日本の救世主って呼ばれてたんだよね?」

『うん(カランコロンッ‼』

コナン「ハァ、ハァ!姉ちゃん‼」

『コ、コナン君、どうし「来て‼」え?』

コナン「英理おばさんが‼」

『‼わかった!安室さん、私早引きしますね!』

安室「え、あ、ちょっ」

『リー君、涼ちゃん、ごめん、行ってくる』

リー「気をつけな」

涼太「怪我だけは」

『わかってる‼』

エプロンを取った音風はポアロからコナンと共に出て行った

81話 リーの勘→←79-5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
33人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年9月23日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。