49話 裏切りの行方 ページ8
そこには、ステージで首を吊っている波土の姿があった
「は、波土さんが首を…」
『蘭!警察と救急車!大至急!』
「あ、ちょっ…コナンくん!? 音風姉!?」
警察と救急車を呼べと言われつつも駆け出していってしまった2人の後を追おうとした蘭を梓が止めに入った
「ダメよエンジェル…貴方は入ってはダメ…この血塗られたステージには相応しくないわ…」
「エ、エンジェル?」
梓「あ、ホラ!蘭ちゃんって天真爛漫だし♡」
「天使ん…ってダジャレ?」
「そういうキャラなの?」
「とにかく事件の捜査は…彼らと音風さんに任せましょ…」
ステージに駆け出して行った4人の姿を見た梓こと、ベルモットはそう3人に言った
(組織1の洞察力の持ち主である…バーボンと…薬で幼児化した高校生探偵…工藤新一と…その姉であり、公安警察の工藤音風…そしてあともう1人…誰?)
「複数犯でしょうか?これが1人の人間の仕業だとしたら…途方も無い怪力の持ち主だ…そう思いませんか?沖矢さん…」
ステージで首を吊っている波土を見ていた安室は沖矢に振り返った
「先日貴方にお会いした時、卓越した推理力を持たれているとお見受けしましたけど…」
「いえいえ…ミステリー好きのただの大学院生ですよ…」
『ま、安室さんと沖矢さんならやれるんじゃない?』
2人「え?/…バレたか」
『………………あ!』
サラリといつものように返してしまった音風は、事の失態を思い知った
(しまったぁぁ…!降谷さんいたのすっかり忘れてた!)
「こんなところにいたんですね…涼太さんが言ってましたけど、ここにはいないと…」
『あ、涼ちゃん私がトイレ行ったのに気づいてなくって…』
「へぇ…」
(絶対信じてない!)
ジリジリと詰め寄られる音風はなんとかごまかしながらも捜査に打ち込んだ
(ロープに何かをねじ込んだような…穴が…)
詰め寄るのをやめた安室はステージのソデに目を向けた
(ステージのソデに…パイプイスとロープと工具箱…切り口からすると、首を吊らせたロープの余りだろうけど…一体何でこんな所に…)
(あれ、何だ?このヒモ…タコ糸か?)
『あ、新…コナンくん!』
「なあに?」
『このタコ糸…』
「!上の座席まで繋がってるよ!行ってみよう!」
『うおっ!引っ張るな!転ける!』
42人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サッカーバカ(プロフ) - Mahoさん» !誤字脱字ですね、本当にすみません!ご指摘ありがとうございます! (2018年9月23日 23時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
Maho(プロフ) - 60話でした (2018年9月23日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
Maho(プロフ) - 60‐1のところお初が濡れちゃって→お札が濡れちゃってではありませんか? (2018年9月23日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年9月21日 20時