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「あ、いや、その…」
キョロキョロと目を泳がす涼太の後ろでコナンにチョイチョイと服を掴まれた音風はコナンからある物を渡された
蝶ネクタイ型変声機だ
(よし)
「それに音風姉だって《ごめんね、園子ちゃん》え？」
「！」
後ろから声がしたので涼太は目だけを後ろに向ける
音風が変声機を使って涼太の声を出している
《悪いけど、オレ急用を思い出したから早く帰らないといけないんだよね…音風の事もあるし》
「え？」
(やべっ)
音風という名前に過剰に反応した安室は、涼太に近づいた
「音風さんが何か？」
《あ、いや、これから連絡入れるんですよ、久しぶりに2人でどっか出かける約束したから》
(お前は何を…)
(嘘は言ってない)
3人で攻防を続けること数分後…
「………」
「……」
(はぁ…)
安室は涼太とジーッと見つめ合っていた
その後ろで退屈だと思いながら変声機で遊んでいる音風がいる
コナンはコナンで、梓が別人である事を見抜いた
ベルモットが梓に変装しているのだ
(…だとしたら昴さんを早く引き上げさせねぇと…中身が赤井さんだとバレたら…)
バッと後ろを振り向くと、涼太、安室、昴が仲良く談笑していた
「やはり波土のベスト1は『血の箒星』ですよね？」
「いえいえ僕は『雪の堕天使』の方が…」
「オレは『青の悪魔』だな」
(って談笑してるし…)
(新ちゃん！新ちゃん！)
「ん？なんだよ？」
『梓さんの中身がベルモットなんでしょ？早く沖矢さん回収！』
「へいへい」
呼び出されたかと思うとグッ！と親指を立てられたコナンは、沖矢の袖口を引っ張った
「ねぇねぇ昴さん…」
「？」
「ヤバイよ…早くここから離れないと…姉ちゃんの事もバレると後々面倒だし…」
「虎穴に入らずんば虎子を得ずだが…退く事も勇気という事か…」
「うん！」
沖矢はコソコソとコナンにそう言うと、その場を立ち去ろうとした
もちろん、近くの壁に隠れていた音風を回収して…だ
警備員が、会場のドアを開けた
すると、
「うっ…うわあああ」
「「!?」」
いきなり叫び出した警備員の元に全員が駆け寄った
それには探偵の本能を併せ持つ音風もだ
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サッカーバカ(プロフ) - Mahoさん» ！誤字脱字ですね、本当にすみません！ご指摘ありがとうございます！ (2018年9月23日 23時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
Maho(プロフ) - 60話でした (2018年9月23日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
Maho(プロフ) - 60‐1のところお初が濡れちゃって→お札が濡れちゃってではありませんか？ (2018年9月23日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2018年9月21日 20時
