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2人「あ、あのさ…」
「ん?」
追いかけてきた2人に振り返った
「刑事さんが呼んでるよ!」
『お兄さんに事件の事、もう一度警察署で聞きたいんだって!』
「それはキミ達に任せるよ!」
赤井は2人の頭に手を置き2人の目線に合うようにして声をかけた
「時計の真相を見破ったのはキミ達だし…」
「そ、そうだけど…」
「なんたってキミ達は…我が国が誇る名探偵の…弟子なんだから…」
頭に手を置きながら赤井は2人にそう呟いた
『我が国って…お兄さんイギリス人なの?』
赤井の言葉に驚いた音風は聞き返すと赤井は「ああ…」と返した
「今はアメリカ人だが…それよりこの事件…探偵の修行にはなったのかな?」
2人「うん!」
自信満々の2人はしっかりとした顔つきになった
すると、後ろにいた秀吉が声をかけた
「兄さん、まるでホームズみたいだったからね…」
「ち、違うよ!ホームズはもっともっと超スゲーんだぞ!」
『で、でもまぁ…ワトソンぐらいにはしといてあげるよ…』
ほんのり頬をを染めた2人に赤井は「フ…」と鼻で笑い始め
「ハッハッハッ!
(ま、また笑った!)
「じゃあな…ホームズの弟子くん達…」
2人の頭を撫でながら立ち上がった赤井に、2人は頬を染めながらカッコいいと思った
「ね、ねえキミ達…」
2人「ん?」
「まるで魔法使いだね♡」
“魔法使いだね…魔法使いだね…魔法使いだね…”
「何だ?2人して、ボクの顔に何か付いてるのか?」
2人「あ、いや…」
デパートを出た2人はやっと10年前の事を思い出した
(待てよ待てよ…世良が10年前に着てた水着と似たような水着を着たって事は…10年前…俺達と会った事を思い出させようとしたんじゃ…)
(…って事は彼女は…コナンの正体が薬で幼児化した工藤新一だと知ってるの?…っていうか…彼女と赤井さんの間にいたお兄さん…どう見ても羽田名人だよね…?「秀吉」って呼ばれてたし…)
(いやそれよりも…その羽田名人が「メアリー母さん」って呼んでたあの人の顔立ち…世良が言ってた「領域外の妹」と…同一人物と見て間違いない…)
(まさか新一と同じ薬…APTX4869を飲まされた?いつ?どこで?誰に!?)
考え込んでいる2人に世良が微笑んだ
(どうやら10年前のボクの事を思い出してくれたようだけど…2人にはわからないだろうな…ボクが2人を魔法使いと呼んでいる…本当の理由はね)
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サッカーバカ(プロフ) - Mahoさん» !誤字脱字ですね、本当にすみません!ご指摘ありがとうございます! (2018年9月23日 23時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
Maho(プロフ) - 60話でした (2018年9月23日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
Maho(プロフ) - 60‐1のところお初が濡れちゃって→お札が濡れちゃってではありませんか? (2018年9月23日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年9月21日 20時