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「フ…ハハハハハハハハ!」
(わ、笑った!)
笑かそうとしていた女の子…10年前の世良は、大笑いした赤井を見て驚いた
「確かに俺は3つの国を渡っているが…サーカス団員ではない…」
『え?そなの?』
「でないと旅行好きな人は全て…サーカス団員になってしまうだろ?」
「あー、そっか!」
『見落としちゃった!』
赤井に指摘された2人は納得したように頭を抱えた
「このアコーディオンのアザに気付いたのは良かったが…これは酒場で客にリクエストされた曲を伴奏する時にできたアザ…バイトにしてはいい金になる…そして左目のコレは涙の化粧ではなく…さっき乱暴な母に付けられたアザ…キミ達は何者なんだい?」
今度は聞き返された2人は頬を染めながら答えた
2人「ボ、ボクは/わ、私は…」
「工藤新一!シャ…シャーロック・ホームズの弟子だ!」
『工藤音風!新一の姉でホームズの弟子だ!』
(ホ、ホームズの弟子?)
「あー新一!音風姉こんなトコにいたー!」
浮き輪を持ちながら2人に駆け寄ってきたのは蘭だ
「お母さんが捜してたよー!」
2人「蘭!」
「またホームズゴッコしてたんでしょー?」
『ゴッコじゃないよ!』
「名探偵になる為の修行だ!」
「でも、ほどほどにしとかないとその内ひどい目にあうよ!さっきのお兄さん達すっごく怒ってたし…」
「怒らせとけよあんな奴ら…」
『そうよ!』
3人のやりとりの後ろで、男達が集まってきた
「小僧…小娘…やっと見つけぞ…さっきはよくも恥をかかせてくれたなぁ…」
『あれはお兄さん達が悪いんだよ…ほとんど食べ終わった焼きソバにハエを入れて…大騒ぎしてお金も払わずに帰ろうとしたから…』
「お前らがチクんなきゃ…バレなかったんだよ!」
と、2人の頭をわしゃわしゃとした男の目元に何かが寸止めで現れた
「悪いがこのボウヤと女の子は俺の連れでね…2人に用があるのなら俺を通してからにしてくれ…まあ、両目をえぐられた後でいいなら…いくらでも話を聞くぞ…」
『……ていっ!』
「いっ!し、失礼しました〜!」
赤井にびびらされ音風から手を離した男の下半身に思いっきり蹴り込んだ音風に男達は逃げ出した
『フンッ!』
「すごーーい!今の技って何?」
「フィンガージャブ!日本でいう目潰しだ…
(フィンガージャブ…ジークンドー!かっこいー!)
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サッカーバカ(プロフ) - Mahoさん» !誤字脱字ですね、本当にすみません!ご指摘ありがとうございます! (2018年9月23日 23時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
Maho(プロフ) - 60話でした (2018年9月23日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
Maho(プロフ) - 60‐1のところお初が濡れちゃって→お札が濡れちゃってではありませんか? (2018年9月23日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年9月21日 20時