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58話 さざ波の邂逅 ページ35

10年前…当時音風は小学六年生、新一、蘭は小学一年生の思い出である

海に来ていた工藤家と蘭
有希子は3人がいなくなった事に気付き探し始めていた

「女の子なのにもう…鼻の下にチップスの塩が付いちゃってるじゃない!」

「ご、ごめんなさい…」

「あら…イギリスじゃそういジャークが流行ってるの?」

「「え?」」

声をかけたられ2人は驚いていた

「イギリスの方ですよね?ジャガイモを拍子切りにきて油で揚げて塩をふった物を日本じゃフライドポテト…アメリカじゃフレンチポテト…それをチップスって言うのは…フィッシュ&チップスの国、イギリスかなって…」

「……」

「それよりウチの子達見ませんでした?緑の海パンを穿いた男の子と青のグラデーションのビキニ着た女の子で、その子ぐらいの女の子と一緒だと思うんですけど…」

「さあ…」

「……ったく、どこに行っちゃったのよ?」

有希子は3人を探しに戻った

「フン…とんだ安全な国だな…今のような一般人にも…言葉遣いだけで母国がバレてしまう…この世に安全な国なんてないんだよ、母さん…なーに心配するな…父を消した奴らに俺の正体がバレる前に、奴らを1人残らず地獄の底に…」

若かりし頃の赤井がいた その赤井の言葉に被せるように…

2人「バレバレだよ!」

(え?)

『お兄さんの正体がピエロだって事がね!』

そこには緑の海パンを穿いた新一と、青のグラデーションのビキニを着た音風が立っていた

((ピ、ピエロ?))

一同が音風の言葉に首を傾げているが2人は続けた

「だってお兄さん話を聞いてたら…色んな国をいーっぱい回ってるんでしょ?そんな人はボクと姉ちゃんが知る限り…サーカスの人しかいない!」

『それにお兄さんの右手を見て…ピーンときたよ!その左手の手首の甲の方に付いた…アザを見てね!』

「それはアコーディオンって楽器を使う人によくできるアザ…空気を出し入れしながらボタンを押すからベルトで擦れてそこにアザができるって父さんが言ってたし…サーカスのショーの途中によくピエロがアコーディオンを弾いてるし…」

『それに、サーカスにはクラウンって道化師がいっぱいいるけど…その中でも縦に筋を入れて涙の化粧をするのはピエロだけ!お兄さんの左目にも…その涙の化粧の跡が残ってるじゃない!』

「多分、早くこの海で遊びたくて慌てて消し忘れたんだろーけど…ボクと姉ちゃんの目はごまかせない!お兄さんはピエロだ!違いますか!?」

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サッカーバカ(プロフ) - Mahoさん» !誤字脱字ですね、本当にすみません!ご指摘ありがとうございます! (2018年9月23日 23時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
Maho(プロフ) - 60話でした (2018年9月23日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
Maho(プロフ) - 60‐1のところお初が濡れちゃって→お札が濡れちゃってではありませんか? (2018年9月23日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年9月21日 20時

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