53-7 ページ24
ー病院ー
『ありがとうございました』
「はい、お大事に」
『新出先生、またお世話になります』
「できれば、怪我はしないでほしいですね」
日本に服を取りに帰ってきていた新出先生に診察してもらった音風は、頭に何針か縫う大怪我を負った
爆弾の破片が頭に当たったからだ
降谷と合流した後に、血が出ていると自覚したらしい
『失礼します』
「お大事に」
パタンとドアを閉めてからスマホを取り出し、降谷に連絡をする
『降谷さん、私です』
《…………》
(わー、ぶすくれてる…扱いづらい人だな)
電話の向こうで口をとんがらせているであろう安室に、呆れながら言葉を並べる
『全治一週間ほどの怪我ですから、大丈夫です
コナンくんに怒られますけど、任務には入りますからご心配なく』
《……》
『……ハァ…まだ根に持ってるんですか?私が勝手に行動して怪我した事』
《当たり前だろ》
外に出て、トボトボと歩き出す
『言っときますけど、あれぐらいしないと被害は大きかったんですからね?降谷さんが何と言おうと私はやりましたし、仮に貴方がしたとしても同じ行動を取ったと私は思いますが?』
《キミは自分を何だと思ってるんだ?どこかのスーパーマンか?》
『スーパーマンは大怪我しません』
《そこじゃないだろ》
言い合いがヒートアップしていくのを感じた音風は強制的に電話を終わらせ、自宅に帰った
『昴さーん、あれ…あ、そっか今日はFBIの仕事だったっけ』
たまに出かけてしまう沖矢の事を思い出しつつも、カレンダー見た
『げっ、昼からポアロじゃん!』
のんびりしている暇はない!とバタバタと用意をして、ポアロに向かった
ポアロに着くと、案の定コナン達がいた
「姉ちゃん?その頭はどう言う事?」
『あら、コナンちゃん今日は〜』
「こんにちはっ!」
『あ、ちょっと待って?わかった事情を説明するから』
カウンター席から音風のマル秘情報をヒラヒラして見せた
安室も何だ?と首を傾げた
『仕事だよ。爆弾橋から放り投げて、子ども達助けるのに私も飛び込んで、子ども庇ったらコレ』
「相変わらず無茶の塊だね」
「コナンの言う通りだな」
『涼ちゃん、話に入るのいいけど呆れた目で見ないで?』
安室が出したアイスコーヒーを飲みながらジトリ目で見る2人
「音風さんは無茶の塊ですから」
『安室さん、フォローして下さい』
「嫌です」
『おい』
42人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サッカーバカ(プロフ) - Mahoさん» !誤字脱字ですね、本当にすみません!ご指摘ありがとうございます! (2018年9月23日 23時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
Maho(プロフ) - 60話でした (2018年9月23日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
Maho(プロフ) - 60‐1のところお初が濡れちゃって→お札が濡れちゃってではありませんか? (2018年9月23日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年9月21日 20時