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53-2 ページ19

『ごめんね?こんな時間に頼んで』

《いや、私もそっちについては気になっていたからね》

父である優作との電話を終わらせてから音風は会議室に赴いた

「工藤さん!資料です!」

『!1時間後って…』

「でも至急欲しいんですよね?」

『!……ありがとう』

ニッコリと微笑むと、部下達は頬を染め上げ「だ、大丈夫ですっ!」と敬礼した

『フフフ…明日は頼むぞ!』

「「はい!」」

会議室では花が舞っていたとか…

ーーーーー
ーーー


「お姉さん!風船くださいな!」

『あら、可愛らしい女の子さんね!はい!』

「わーい!」

『今日は楽しんでね〜』

「ありがとー!」

朝の早くからトロピカルランドで風船配りをしている音風は、髪をポニーテールにていた

耳にはイヤリングにも見えるインカムがキラリと輝いていた
安室も従業員として園内の掃除にあたっていた

「どうだ?犯人はいるか?」

『いえ…まだですね…というより、子どもが多すぎて「姉ちゃん姉ちゃん」ん?』

風船を持ちながら辺りを見回していると、チャラチャラした男性2人組が近寄ってきた

「風船配りなんかやめて、オレらと遊ばね?」

「そーだよ!綺麗な姉ちゃんとオレら遊びたいなぁ」

『あ、ごめんなさい お仕事中だから…』

「んな仕事おいてさぁ」

「オレらと楽しい事しねぇ?」

音風の肩を掴みながら誘いまくる男達に呆れながら対応していると

「どうした?」

(今ここで降谷さんとインカムで連絡したら、バレちゃうし)

仕方ない…とため息をついた音風は残りの風船を子供に配ってから

『行きますか?(ニコッ』

「「!」」

ニコリと微笑んだ音風は人気のない場所に男達を連れ込んだ


バキッ!


パンパン


『ったく〜…ひょっろひょろのクセしてナンパだなんて…』

ピクピクとけいれんを起こす男達を隠してからその場を離れた
すると


ザシュ


『あ、降谷さん』

「……ハァ…頼むからいきなり黙り込むな…心配した」

『フフフ…その割には涼しそうな顔ですね』

「キミがあの男達を眠らした(倒した)んだろ?」

『ええ……んっ!?』

顔を上げてニコリと微笑んで見せた途端、安室は音風の唇を自分の唇を当てた

『ふ、ふ、降谷、さん』

「僕を心配させた罰だ」

ベッと舌を出し、ほうきとちりとりを持って颯爽とその場を離れた

『ず、ずるいです…潜入捜査で慣れてるからって…抵抗がないのに…』

不意打ちのキスには、音風も対応しきれない

53-3→←53話 公安の仕事



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サッカーバカ(プロフ) - Mahoさん» !誤字脱字ですね、本当にすみません!ご指摘ありがとうございます! (2018年9月23日 23時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
Maho(プロフ) - 60話でした (2018年9月23日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
Maho(プロフ) - 60‐1のところお初が濡れちゃって→お札が濡れちゃってではありませんか? (2018年9月23日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年9月21日 20時

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