53話 公安の仕事 ページ18
ー夜ー
「では、明日の事についてです」
警察庁公安部では、会議が行われていた
中には風見、安室、音風がおり、他にも公安のメンバーがぞろぞろと揃っていた
「では、音風さん」
『…はぁ…ったく…なんで降谷さんと明日に遊園地に潜入するの?』
「それが一番の打開策だ」
『……はぁ…しかも…その遊園地って…』
ピラッと資料を見た
そこには夢とおとぎの島と可愛らしくプリントされていた紙がある
トロピカルランドだ
『……チッ』
((不機嫌だ…!))
資料を机に叩きつけるような形で置いた音風は、『10分後に全ての情報を回せ』と軽くひと睨みしてから会議室を後にした
「……」
「こ、怖」
「さ、流石は警察学校のトップ」
「降谷さんに負けず劣らずの指揮能力だな」
「俺、あの人になら殺されてもいい」
「Mか」
ガヤガヤと資料を作りながら雑談をしている部下達に安室は
「さっさとしろ」
「「は、はい…」」
シューーー…と煙を上げている机を見た部下達はそそくさと資料を集め、すぐに情報をかき集めていた
「降谷さん」
「…風見」
「すみません…今回は従業員に…」
「気にするな…すでにポアロでも働いているし、接客業には自信がある」
「すみません…」
廊下に出た2人は自販機に行きコーヒーを買った
休憩スペースにはポッキーをポリポリと食べながらレモンティーを飲んだりしているAがいた
(トロピカルランドで明日の夜に、爆破予告は……と)
スマホをパパパッと操作しながら、自分でも情報を集めまくる音風は安室や風見の存在に気づいていない
(凄いスピードでスマホを使ってる…)
(JKか)
『……ビンゴ!』
「「?」」
レモンティーを飲み干し、ゴミ箱に捨てた音風は2人に気づいた
『あれ?風見に降谷さん、休憩ですか?お疲れ様です。風見、部下達に情報を回すのを1時間後にさせて置いて〜』
「え、ちょっ!?『情報屋に聞いてきまーす』音風さん!」
手をヒラヒラとさせながら颯爽と去る音風に2人は目を点にさせる
「情報屋…?」
「だ、誰でしょう…」
廊下を早足で歩く音風は
『もしもし?うん、そう明日の夜に…うん、お願いね…“父さん”』
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サッカーバカ(プロフ) - Mahoさん» !誤字脱字ですね、本当にすみません!ご指摘ありがとうございます! (2018年9月23日 23時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
Maho(プロフ) - 60話でした (2018年9月23日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
Maho(プロフ) - 60‐1のところお初が濡れちゃって→お札が濡れちゃってではありませんか? (2018年9月23日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年9月21日 20時