52話 そっくりさん ページ17
ー翌日ー
「ええっ!? そっくりさんだった!? マジで!?」
「じゃあやっぱり梓さんは昨夜のホールに行ってないんですね?」
「え、ええ…そんなに似てましたか?」
「ええ、僕もホールの入り口で呼び止められて…すっかり騙されました…」
『ウソつけ…騙されたんじゃなくて、騙したんだろ』
「どうかし『安室さん、手が止まってますよ?』すみません」
地獄耳め…と心の中で毒を吐いた音風はテキパキと仕事をこなしていく
「一体、誰だったんでしょうかねぇ?」
『わざとらしい』
「怪盗キッドなんじゃない?私のハートを盗みに」
「まさかぁ…」
(ま、ベルモットだけど…でもわざわざ探りに来たって事は…やっぱり17年前に羽田浩司が遺した…「ASACA RUM」って暗号の事が…黒ずくめの組織の奴らにも気になってるって事か…)
コナンは安室を見上げながらそう考え込んだ
「でもその人何が目的だったんだろ…?」
「ちょっと不気味…」
「不気味って言えば…さっき食材を買い足しに出たら…妙な2人が探偵事務所の階段を上がってったわよ?」
『え…?』
「その2人!黒っぽい格好してなかった!?」
『梓さん!』
「え、普通の格好のカップルよ…黒いのは彼氏の肌で安室さんみたいに色黒だったけど…」
2人(色黒…?)
2人は色黒と聞いてある人物が頭に浮かんだ
「それ、真さんなんじゃない?何で女と一緒にいるのよ!?」
「さぁ…知らないけど…何か奇妙な話してたのよ…雑巾がどうのこうのって…」
2人(ぞ…雑巾?)
「こんにちはー、音風いますかーって、いた」
『ん?涼ちゃん!』
「!」
カランコロンとポアロのドアを開けた涼太に、音風はパタパタと駆け寄った
「ハイ、これ。オレが時間のある日、お前の空いてる時間が被ってる日があればいつでも連絡して来いよ」
『了解!』
涼太は紙を渡しポアロを出て行った
その際に安室とまた睨み合いがあった
(えーっと…全部来週のものばっかりか…まあ、仕方ないよね、日本の取材だってあるわけだし)
「音風さん」
『あ、はい』
安室に声をかけられた音風は、クシャッと紙をポケットにしまった
「明日に追っていた犯人を捕まえる…」
『!わかりました』
「ぬかるなよ?」
『はい』
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サッカーバカ(プロフ) - Mahoさん» !誤字脱字ですね、本当にすみません!ご指摘ありがとうございます! (2018年9月23日 23時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
Maho(プロフ) - 60話でした (2018年9月23日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
Maho(プロフ) - 60‐1のところお初が濡れちゃって→お札が濡れちゃってではありませんか? (2018年9月23日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年9月21日 20時