9-3 ページ26
こちらに気付いたのか、メガネは自己紹介をしてきた
「聞いてたよ！あ…あの、僕緑谷。よろしく飯田くん…」
「君は？」
『夜神月青子。好きに呼んでよ、飯田』
「では、夜神月くんと」
『あ、やっぱごめん。苗字はやめてくんない？
ほら、夜神月って長ったらしいでしょ？呼びにくいし、私も下の方がいいし』
「そうか？だが、女性の名前を軽はずみに」
『本人がいいって言ってるし、いいんだよ』
「そうか…。では、改めてよろしく、青子くん!!」
『うん』
握手をして挨拶を済ませた後、クラスを見回すとあの紅白頭が見えた
こちらに気付いたのか、ポヤポヤと花を飛ばしている
「あ！そのモサモサ頭は!!」
「(ﾋﾞｸ！」
「地味めの!!」
『…？』
「うわ！美人さんや!!」
私と20センチぐらいの差がある女子に、『えー』と目線を合わせるようにかがむ
『初対面に「うわ」はないんじゃない？』
「ご、ごめんなさい…」
『別にいいよ？気にしてないし…』
サラッと髪の毛をすくって、ちうっと小さくキスを落とすと女子は真っ赤になった
『よろしくね？』
「は…はひ…」
クスクスと笑いながら、相手の頭を撫でる中「イケメンだ…！」と緑谷が言う
『でさ、廊下で芋虫みたいに寝てるのよくないと思いますよ？先生』
「え…？」
私がしゃがんで見せると、「悪いね」とゆっくり起き上がる先生
『気をつけた方がいいですよ、先生？
下手したら、下着ドロの容疑で捕まりますから』
「覗きじゃないんだな」
そりゃもう、覗きもやばいけど盗みもやばいでしょ？
先生は寝袋のようなものから出てくると、自己紹介をした
律が言った通り担任は、相澤先生
「早速だが、体操着着てグラウンドに出ろ」
『先生』
「なんだ」
『体操着ないんで、ジャージでもいいですかー？』
「なんでないんだ。まぁいいが、ジャージはあるのか？」
『ありますね』
「動きやすけりゃいい、それ着てこい」
『はーい』
舐めた口を聞きながらも、体操着ではなくジャージを取り出す
一応言っておくね、体操着持ってるの
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 531人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
氷河吹雪(プロフ) - し、し、し、士郎！？ま、まさか..隼人君もいて、天城君ってことは...まさかのですか？ (2021年9月30日 0時) (
レス) @page2 id: 1c9fee35a9 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - さうさん» うお、ほんとですねありがとうございます！ (2021年1月17日 14時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
さう(プロフ) - 凄い面白くて一気に読んでる最中です！！兄紹介の隼人さんの身長の所が焦凍になっちゃってます！ (2021年1月17日 14時) (レス) id: c9dfe6b4d6 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 夜桜さん» ありがとうございます！更新頑張ります！！！！ (2020年3月11日 10時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 三毛猫さん» ありがとうございます！更新早いですが、よろしくお願いします！ (2020年3月11日 10時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年3月7日 22時
