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「お姉ちゃん、1人なの？」
「俺等と遊ばない？」
見るからに前原以上のチャラさを持ち合わせた男3人組が私の前に現れた
『キョーミないんだよ、ごめんね。お兄さんたち』
悠長にポップコーンを食べていると、「そんなつれないこと言うなよー」と手首を掴んでくる
「な？ちょっとぐらいいいじゃねぇか」
「こんなところで1人ぼっちは寂しいだろ？」
「な、俺たちと一緒に」
『連れを待ってるんだよ、だからごめんね』
「んな連れ、どこにいんだよ…」
自分たちの誘いをことごとく断られていくのに腹が立ってきたのか、とうとう力を入れてきた
『…離してくれない？』
「あぁ？」
「女が舐めてんじゃねぇぞ」
『…私は忠告したからね…』
「はぁ？」
『あんた等、そろそろ離れないとやばいよ？』
「何言って…」
「オイコラ、てめェ等」
私の手首を掴む男の手に、大きくて綺麗で、それでいて温かい手がガッチリと掴んだ
「俺たちの可愛い妹に、何してんだァ？」
「ヒッ…！」
『言ったでしょ？早く離してって』
「いーから、離せよ」
「俺等の大事な妹に触れんな」
「目が腐るし、青子ちゃんが汚されるんだけど？」
「消えろ」
「早くここから離れろ」
威圧感たっぷりの兄貴たちの睨みに怯んだ彼等は、そのまま逃げていった
『…遅いんじゃない？』
「女達をまいて売店で買って変装してきて戻ってきてみりゃ、ナンパされてたんだぞ？」
「青子ちゃああああん!!! 怖かったよねぇぇぇ!!! 1人にしてごめんよぉ!!!」
『怖くないし、下手したら人気のないところに行ってタコ殴りにしてたかも』
「タコッ…………!!!」
『それより、ホットドッグ買ったけど食べる？』
そう聞くと、パァァァァアッと顔が明るくなり、4人同時に「食べる」と言う
耳と尻尾が見える気がする
「うへへへ…青子ちゃんが買ってくれたホットドッグ」
「尚哉、気持ち悪いぞ」
「士郎、がっつくな」
「んぐっ」
(ヘーワだねぇ)
ベンチに座ってホットドッグを食べる兄貴たちを見ながら、青い空を見上げる
(こんな平和が続くわけないか)
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氷河吹雪(プロフ) - し、し、し、士郎！？ま、まさか..隼人君もいて、天城君ってことは...まさかのですか？ (2021年9月30日 0時) (
レス) @page2 id: 1c9fee35a9 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - さうさん» うお、ほんとですねありがとうございます！ (2021年1月17日 14時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
さう(プロフ) - 凄い面白くて一気に読んでる最中です！！兄紹介の隼人さんの身長の所が焦凍になっちゃってます！ (2021年1月17日 14時) (レス) id: c9dfe6b4d6 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 夜桜さん» ありがとうございます！更新頑張ります！！！！ (2020年3月11日 10時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 三毛猫さん» ありがとうございます！更新早いですが、よろしくお願いします！ (2020年3月11日 10時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年3月7日 22時
