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渚が先生の心臓にナイフを差し出した途端、殺せんせーの全身が眩しく優しく弾けた
光の粒子になって
さっきまで握っていた黄色くて温かい優しい触手は、私たちの手から消えていた
まるで、綺麗な雪のように、重力に逆らって空へ空へと飛んでいってしまう
後に残されたのは、
先生のトレードマークの三日月のネクタイと、先生の大きな体をすっぽりと収めていた服
うざったくて、殺したいほど憎らしくて、それでいて、親近感の湧くあの顔はもうない
褒められて怒られて、育ててくれた優しくて温もりのあるあの触手もない
私たちの道を、間違いを教えてくれる言葉も声もない
本当にいない
本当に死んでしまった
大好きで、殺したくて、殺したくなくて、恩師で、ターゲットで
心の底から尊敬できて、どんなに慕ってきたか、
そんな大好きな先生がいない
世界中のどこを探しても、どこにもいない
「うっ……うっ…」
「ひぐっ…うぐっ、あっ、あぁ…」
声を上げて泣く者、声を殺して泣く者
みんなが、泣いた
ポロポロと溢れ出る涙が、自然と溢れていく
自分の手からすり抜けた1人の恩師の命
もっと、話したいことも相談したいことも、暗殺もしたかった
まだ計画だってあった
カルマたちみんなで考えた暗殺だってあった
殺したかった
殺したくなかった
どこにもいない
恩師が
1年間、超スピードとうねる触手で育ててくれた人がいない
『うっ……うぁ〜〜〜〜…っ』
下を向いて泣けば、さらに涙が溢れる
近くにいたカルマの服を掴めば、カルマは抱き寄せてくれた
カルマの肩が震えている
こいつが泣くなんて滅多なことじゃないから、驚いた
でも、泣くほど殺せんせーが好きだった
大好きだったんだ
『うぁあぁ、あああああああ……っ。あぁ………！』
ギュッとカルマを抱きしめて、声が枯れるんじゃないかっていうぐらい叫んだ
時間は12時になる頃
椚ヶ丘中学校卒業の日、一足先に私たちは…暗殺教室を卒業した
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夕憑紅(プロフ) - 良すぎです！！感動しました！！涙出ます。ドキドキします。うわーって思います。 (4月30日 9時) (
レス) @page24 id: c53479bd69 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - あかねさん» 本当です…！ご指摘ありがとうございます！誤字脱字が目立ちますが、よろしくお願いします…！本当にご指摘ありがとうございます！！！ (2020年3月10日 11時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 三毛猫さん» おじさんです笑笑 これから絡んでいきますので、よろしくお願いします (2020年3月10日 11時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 44.45ページのところのセロ君の説明、膝じゃなくて肘からテープだと思いますよ (2020年3月10日 11時) (レス) id: 110b716f36 (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫 - なんか、おじさん気になるwww(言い方)楽しみです (2020年3月6日 20時) (レス) id: 637a950f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年3月2日 20時
