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内容は至って簡単
殺せんせーの反物質サイクルの暴走を防ぐ研究
さまざまなタイプの反物質生物を製作し、生命維持カプセルに入れて宇宙空間へと放出して
寿命死から暴走、爆発までを観測する
宇宙空間では月面と違って反物質連鎖を起こす物質が周囲にないから、爆発の規模を最小限に抑えつつ観察できる
実験の結果
爆発リスクは反物質生物の「サイズ」と反比例する
大きいほど安定で、小さいほど高確率で爆発する
また、殺せんせーから月面ネズミへのケースのように強引に細胞を株分けしても暴走リスクは上がると判明
したがって、月面ネズミの悲劇を起こす条件は、人間ベースでオリジナル細胞の殺せんせーにはほぼ該当しない
暴走・爆発の確率は思われていたよりはるかに低い
さらに、以下の化学式で示す薬品を投与し、定期的に全身の珪素化合物の流動を促す
わかりやすくいえば、「こりをほぐす」ことで、さらに飛躍的に暴走リスクが下がる
異常な条件を満たす時、爆発の可能性は
「高くとも1%以下」
「1%…？」
「…おそらくは、爆発より先に他の細胞が寿命を迎え、90年以内に穏やかに蒸発するだろう」
「この薬品っての作れんのかよ？」
「割と簡単です。…ていうか、前に私…これとほとんど同じ薬を作ったことが」
「「アレかよ!!」」
液状化か…
いや、もう…解決の糸口、みんなで出してたじゃん
「何にせよ、1%以下じゃないも同然だ!!
殺せなくても………地球が爆発しないで済むぞ!!」
みんなが喜ぶ中、磯貝は重たい口を開けた
「…じゃあ、みんな、暗殺は」
「えっ」
「1学期から続けてきた暗殺は…今日限りで終わりにしていいんだな？」
そう言われて、どうするかわからない
この実験結果を受けたとしても、国からの暗殺依頼はそう簡単には取り消しはない
検証の必要もある
殺せんせーが危険生物であることに変わりはない
『どうしたいの、言い出しっぺ』
「…………」
渚に聞けば、少し目を閉じ後心強い眼差しが向けられた
「カルマや中村さん、千葉君や速水さん、殺す派だったみんな。トンネルを抜けた今だからこそ…全員の気持ちを大切にしたい」
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al8056(プロフ) - あれ？渚の両親って離婚じゃなくて別居じゃなかったですか？勘違いだったらすみません (2021年1月23日 12時) (
レス) id: 6b4ec52995 (このIDを非表示/違反報告)
世阿弥 - がんばってください！！！！ (2020年12月13日 18時) (レス) id: 6e54989a60 (このIDを非表示/違反報告)
ササクラ(プロフ) - 眼がチカチカする、、、、 (2020年6月14日 15時) (レス) id: 27331d7b4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年2月24日 11時
