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「おっさん、それあげるよ」
爆弾を投げ渡したカルマは、ケラケラ笑っている
「ぶっちゃけ中身タダのようかんなんだ。爆弾で脅されて逆らえなかったことにしといて」
「迷惑かけて本当にごめんなさい」
「ちょっとした退屈しのぎになったでしょ？」
ここに来た時のように帰還船に乗り込む
「大した勇者だよ、キミたちは」
「またいつかここへ遊びにくるといい」
「今度は正規ルートでね」
「俺はもうごめんだね。その代わり、偉くなったら宇宙開発の予算増やしてやるよ」
「…ああ、楽しみだ」
．
．
．
「……………あっという間だったね、宇宙」
「うん」
「…あとは地球へ無事に帰れるかだけど律。…………律？」
返事のない律に、首を傾げる
《お任せください。安全に地球に降り立つためにおびただしい機動計算をこなしました
この宇宙船はもはや私の体も同然です
その上、私に積まれた大量のセンサーは…かつてないほど様々なものを感知しています
外部温度、気圧、速度、景色、渚さん、カルマさん、あなたたちの呼吸や会話、脈拍、温もりもはっきりと》
「…律」
そっか、律…
よかった
《…ねぇ、2人とも、私は今、「感情」を初めて自覚しました
私は幸せ、このクラスに来れて幸せです》
青子side
「青子ちゃん!!」
「戻ってきた！」
「帰ってきた!!」
『！』
空にはパラシュートに吊るされた帰還船があった
みんなが迷って悩んで、ぶれてぶつかった
…そんな1ヶ月間
とうとう最後は、宇宙まで行った
プールに着水した後、帰還船から2人を救出する
『お帰り』
「ただいま〜」
「疲れたよ…」
『あはは』
教室に戻って、コピーしたというデータを律の画面で流しだす
「……うおおっ。奪ったはいいが、このデータ…。専門用語ばっかでさっぱりだ」
『奥田、これ分かりやすく説明できる？』
「はい！」
奥田が目を通していき、大事な部分だけを説明してくれた
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al8056(プロフ) - あれ？渚の両親って離婚じゃなくて別居じゃなかったですか？勘違いだったらすみません (2021年1月23日 12時) (
レス) id: 6b4ec52995 (このIDを非表示/違反報告)
世阿弥 - がんばってください！！！！ (2020年12月13日 18時) (レス) id: 6e54989a60 (このIDを非表示/違反報告)
ササクラ(プロフ) - 眼がチカチカする、、、、 (2020年6月14日 15時) (レス) id: 27331d7b4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年2月24日 11時
