2話 助命計画 ページ14
『…なんてこともあったよなぁ』
「あったね…」
「確かに。あの時は、青子ちゃん、すっごく怒ってた」
『やめてよ、カエデちゃん』
あれから、仲間も増えて今じゃ、29人での暗殺教室となった
殺せんせーの命を狙う輩もいるけど、それでも私たちは私たちで自分たちの答えを出した
冬休みが明けて数日が経った頃、私たちは激しくぶつかった
理由は簡単
ここまで楽しく過ごしてきた殺せんせーを、殺したくない
ずっとこれからも一緒にいたい
そのために、殺さない方法を探したい
でも、その絆があるからこそ、先生に自分たちの成長を見せるためにと殺すべきだと言うみんなもいる
つまり、殺すか殺さないかを決める闘いが始まったのだ
カルマは殺す派、渚は殺さない派
疎遠気味になっていた2人が、ここで対決をすることになった
もちろん、私は殺さない派
だってあんなにいい先生、殺したくないしこれからだって一緒にいてほしい
「痛。あのさ、もうちょっと優しくできないわけ？」
『手当てしてもらっておいて、何その言い方。あんたのおかげで、渚もボッコボコなんだから、我慢しな』
「いった!?」
「あははは…。青子もいい性格してる」
『次は渚の番だからね』
「なんで!!?」
「渚、諦めなよ。青子の意地の悪さは今更」
『それ』
「いったぁ!!?」
消毒液をそのままぶっかけてみれば、カルマはブルブルと震えている
『一言余計なんだよ、あんた』
「ねぇ、ホントに俺へのあたりひどくない？」
『うるさい。さっさと手当てしてみんなのところ戻るよ
烏間先生が時間くれたんだから。有効に使わないと、もったいないでしょ？
それに、なんのために殴り合いの喧嘩したと思ってんの』
「うっわ、地味に傷つく」
『いっぺん死ね』
烏間先生が私たちの意志を尊重してくれた
でも、期限は今月一杯まで
たとえ私たちが暗殺を休止しても、私たち以外にも殺せんせーを殺そうとする勢力は沢山いる
烏間先生も、殺すのなら他の誰でもない私たちに殺してほしいと
1月の結果がどうなろうと、2月から先を全力で暗殺に費やすこと
生かすも殺すも、全力でやることを
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 923人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
al8056(プロフ) - あれ？渚の両親って離婚じゃなくて別居じゃなかったですか？勘違いだったらすみません (2021年1月23日 12時) (
レス) id: 6b4ec52995 (このIDを非表示/違反報告)
世阿弥 - がんばってください！！！！ (2020年12月13日 18時) (レス) id: 6e54989a60 (このIDを非表示/違反報告)
ササクラ(プロフ) - 眼がチカチカする、、、、 (2020年6月14日 15時) (レス) id: 27331d7b4a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年2月24日 11時
