落としたけりゃ思い出せや

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奏多side







「村田さん、元気そうでよかったな!!」

「だなーー」

「しょんべんもらしが、元気なのは当たり前だろ」

『ぷっ…しょんべんもらし』

「こら、奏多。笑ったらダメだろ」









いや、無理だって…









ﾋﾟｸﾝ









「嘘すぎない？」

「コレは流石に…」

「この間のもまだ経ってねぇぞ」

『…雑魚ばっか…食堂の裏だ…』









カードを取り出し、隠し通路を通って隠から刀を受け取り、イヤホンをして食堂裏へ向かう









『炭治郎!! プールの方にも出てる!!』

「わかった!! 藤の花を突破されてないのが救いだ!! そっちは頼む！」

『善逸、伊之助、駐輪場にも!!』

「わかってる!!」

「怪我すんじゃねぇぞ、子分!!」

『わかってるって!!』









食堂裏へ直行で向かう









宇髄side









「ひっ…」

「鬼…………!!!」

「ど、どうするんだよ…！クナイないし、毒だって…！」

「お前ら下がれ!!!」









雛鶴たちを俺の後ろにつける









どうする…！








鬼ってやつは知ってる…









小野宮たちが言ってた









「…っそ…！」

「んーー？お前知ってるぞぉ？」

「あ？」

「そーだー…。お前ー、大正では柱だった奴だなー？」

「大正？柱？なんだそれ…」

「はーーー？知らないのかーーー？んじゃーーーーここでの柱は……」

『私だよ、バァーーーカが!!!』

「!?」

「小野宮!!!」

「奏多ちゃん!!!」









須磨が飛び出そうとして、「馬鹿！」とまきをが引っ張る









『遅くなってすみません…！皆さん、怪我は？』

「派手にねぇぞ!!」

『…プール、駐輪場、そちらに近づくことなく逃げてください。こいつは私が相手します』

「お前…柱だなーーー？」

『ハッ…だったらなんだよ？言っとくがなぁ…ここに入ってこの人たちを狙った時点でてめェの命ねぇんだよ!!! わかったらさっさとここから出てけ!!! まぁ、てめェの頸ははねるけどな!!!!』

「奏多…相変わらず口悪い」









ビキビキと青筋を立て、中指を立てている小野宮にまきをが引き気味に言う









『え？もうそっち終わったの？伊之助たちの方が？うん。え、手鬼出たわけ？
いっぺん死ねよなぁ………ったく、変な置き土産置いてきやがってあのワカメやろう…』

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