落としたけりゃ思い出せや

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『……………………なぁ、炭治郎？』

「どうしたんだ？」

『…新たないじめか？お嫁さんたちがなんで食堂でメシ作ってんの？』

「それは俺にもわかりかねる!!」

『だよね。つーか、食堂いいからさっさと行こうよ』









食堂で善逸がご飯を買うと行ってしまい、全然帰ってこないから見にきたら、お嫁さんたちにデレデレしてる









「よぅ、我妻ァ」

「ヒッ」

「俺の、家族になんか用かぁ？」

「えっ、重婚は法律で禁止されて、ぎゃあああああああああああああ!!!!?」

「善逸、何言ったんだろうな」

『アホはほっといて早よ行こう』









宇髄先生とお嫁さんたちの関係なんて、なんだっていい









その中に私が入らないのなら









「小野宮!?」

『ん？』

「やっぱり！小野宮と竈門だよな!!」

「あ！」

『村田さん』

「うわーーー!! お久しぶりです!!」

『村田さん、キメツ学園だったんだ…。ん？待ってまさか』

「俺も覚えてる」

「そうなんですか…」

「でも、今はサッカー部だからキメツ部には所属してないよ…。お館様にも言われてるからな」

『そうなんですか…』









相変わらずサラサラな髪の毛してるなぁ…









宇髄side








「む！竈門少年と小野宮少女！」

「どこに？」

「あそこだ!!」









食堂で飯を購入した後、廊下に出てみると2年の村田と親しげに話す竈門と小野宮がいた









小野宮に関しては、村田に激励か何かをしているし、竈門は竈門で自身の家の店のパンを渡している









「何を話しているのかわからんな！」

「……」

「宇髄？」

「…そうだな」

「…嫉妬か？」

「…は？」

「小野宮少女を村田少年に取られたからか？」

「なわけねーだろ」

「あーーーー!!」

「しょんべんもらし」

「誰がもらした!!!!」

『まぁ、嬉しくない裸だったって聞いたな』

「え、誰に!?」

『しのぶさん』

「めちゃくちゃ恥ずかしい!!! 今度頭下げまくる!!」

『あっはははは!!!』









腹を抱えて俺にはわからない会話をして楽しんでいる小野宮









チクリと胸が痛む









「せっかくだし、村田さんも一緒に食べませんか？」

「え、いいのか？」

「はい！」

『ま、先輩だしね』

「階級はドンドンお前ら上に行っちゃうからな…。今は」

「柱だ」

「怖い…」

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