元殺し屋はヒーローになる25 (ページ40)

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見えるのだ。眩い光り輝く２つの光が
そこに、見えるのだ。すぐ近くに、見えるのだ

ワン・フォー・オールとオーバーホールが

「あ!? ワン・フォーとオーバー…なに!? とりあえず、アシスト向かう！」

バーニンの声、エンデヴァーの通信で聞こえてきた言葉に耳を疑い、そして嫌に心臓が動き始めるのを感じる、2人がいる

「そこに、ある(・・)」

プッシーキャッツの奪われた“個性”「サーチ」で見つけられた。次世代の光の“個性”と無敵の超人“個性”が

「悔しいにゃん…。「サーチ」があれば、またみんなの力になれるのに」

青子side

「バーニン、待って!!」

『バーニン!!!』

「キミたちは残るヒーローと避難を!!」

「警察の指示に従って!! もっと遠くへ!!」

『待ってってば…！』

眉根を寄せて苦虫を噛み潰したような顔でバーニンを呼び戻そうとすると、またエンデヴァーからの通信が入る

《避難先の方角に向かってる！戦闘区域を拡大しろ!! 街の外にも避難命令を!!》

「急げ!! 1分1秒を争うぞ。アレ(・・)が来る!! 次来たら終わりだ!!」

「嘘でしょ。ファンクマンが…そんな…！」

「悲しむのはあとにしろ!! 早く一刻も早く避難を」

こんな混乱の中、どうやって伝える？
避難を優先している中、私たちに人員を割いたら？

ここにいる人たちに危害が及ぶ

『私は、ここ(・・)にいちゃいけない』

小さく呟い、背を向けて蛇腔病院の方に向かって走り出す。緑谷もワン・フォー・オールを所有している。死柄木の目的が私と緑谷の“個性”なら、なおさらここにはいることはできない

走り出した私たちにに「ここで言ったら」と秘密を共有した友達がBBBBと爆破を起こしながらついてくる

「学生(てめェら)守ろうとこの人員割いちまうもんなァ。ヒーローっつーのは、皆(・)守ろうとするから」

「かっちゃん！」

『爆豪…！』

「最初(ハナ)から一択即決だろ」

「街の人たちの安全を最優先…！」

『「ワン・フォー・オール」と「オーバーホール」の直後に、「こっち向かってくる」だけじゃ、正直根拠は薄いけど賭けたっていい…！』

「とにかく、てめェらは動くしかねぇ」